自分だけの時間を過ごせる ところ

先日念願がようやくかない小田原の「江之浦測候所」に行ってくることができました。

かつて蜜柑畑だった小田原市江之浦の地に現代美術作家杉本博司氏が設計したミュージアムです。2017年にオープンし、”ゆっくり過ごしてほしい”ということで最初から完全予約制です。今回は詳しく想いは綴りません。杉本さんの言葉で感じとってください。

私は波の音に耳をかたむけ、空を見上げ、好きな場所に腰を下ろし、自然に抱かれて 古代人に想いを馳せていました。

杉本博司さんのことば

「私は小田原に負うところが多い。子供の頃、旧東海道線を走る湘南電車から見た海景が、私の人としての最初の記憶だからだ。熱海から小田原へ向う列車が眼鏡トンネルを抜けると、目の醒めるような鋭利な水平線を持って、大海原が広がっていた。その時私は気がついたのだ。「私がいる」ということを。」

「古代人は現代人よりも生きる価値を敏感にとらえていた」

「社会が進化し、世の中がどんどん便利になっていく一方で、人間がむしろ退化していってるんじゃないかと思うことがあるんです。忙しい日々の中で、自分と向き合う余裕もないまま時間だけが過ぎ去っていく。しかしながら、どうやったとしても人間の生命には限りがあるもの。古代の人々のほうが、現代人よりも もっと生きる価値を敏感にとらえていたのではないでしょうか。」

「紀元前に創建されたギリシャのアクロポリスやエジプトのピラミッドを見て、現代に生きる私たちがさまざまに思いを馳せるように、いま私たちがつくるものが、この先の時代に生きる人々の思いへとつながる。ならば廃墟になっても美しく、人の心を打つものを創造するミッションが私たちには託されている。」

いかがですか。

日本文化を身体で感じる場所が「江之浦測候所」でした。

小田原駅から東海道線、熱海方面に向って二つ目の無人駅が根府川(ねぶかわ)駅。そこから無料送迎バスが出ております。(約10分)詳しくはネットでお調べください。

幸せに満たされたひとときでした。

帰りに、どうしても買って帰りたかった干物。真鶴の海の見える坂の途中にある創業1877年(明治10年)干物専門店「魚伝・うおでん」に寄り、風情のある店構えでご主人が魚をさばいておられました。完全天日干し。鮮度といい、塩かげんといい絶品でした。

今回も身近なところの小さな”旅”をしてまいりました。

江之浦測候所 公式サイト
https://www.odawara-af.com/ja/enoura/

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