寒中お見舞い申し上げます。

寒中お見舞い申し上げます。
箱根の我が家から、冬、白くなった富士山がきれいに見えます。
朝日を浴びた富士山はそれは美しく、心が洗われるような気がします。
昨年、拠点を箱根の家ひとつに決めました。東京のマンションがないと出張のときなど不自由かもしれないと思わないこともなかったのですが、逆に楽しみも増えたように思います。
まず、暮らしがすごくシンプルになりました。
朝は日の出と共に目覚め、時間に余裕があるときには箱根の山を歩いています。すっかり寒くなったので、マフラーを首にしっかりとまいて、手袋をはめて。
清涼な山の空気を呼吸しながら、山道を歩くと、いつのまにか体もあたたまって、1時間が過ぎる頃にはもっと足を伸ばしたくなっています。
また、東京にマンションがあるときは、いつでもどこにでも行けると思っていたために、うっかり展覧会や映画を見逃したりしたこともありましたが、今ではすべてスケジュールに組みこむようになり、これはというものを見逃すことがほとんどなくなりました。
秋から年末にかけては例年通り、とてもいそがしく、仕事の合間を縫うようにしてプライベートのスケジュールをほんの少し入れるくらいだったのですが、これからは美術展を楽しむためだけに東京に足を伸ばすような、贅沢も少しずつ味わってみたいと思っています。
今年は、箱根の暮らしを楽しみつつ、じっくり自分と向き合っていくつもりです。
そして、仕事の面では、課題山積みの日本農業のサポーターとして活動を続ける一年にしたいと思っています。
いい年になりますように。
みなさまのご健康とお幸せを祈りつつ
               
浜 美枝