12月25日の怪物

謎に満ちた「サンタクロース」の実像を追いかけて旅した探検家・高橋大輔さんを文化放送「浜 美枝のいつかあなたと」(日曜10時半~11時)にお招き致しました。
街中がクリスマスムード一色になるこの季節。
私も4人の子供が幼いとき「サンタさんって本当にいるの?エントツがないのに来てくれるの?」など、質問攻めにあったことを思いだします。
その主役、サンタクロースがなぜ12月25日にやってくるのか。
その謎を解き明かすために世界各地へ3年間に4度にわたって旅に出た高橋さん。
高橋さんは1966年、秋田市生まれ。
現在も秋田に住まわれています。
「物語を旅する」をテーマに、世界各地に伝わる神話や伝説の背景を探るべく、旅を重ねています。2005年、アメリカのナショナル・ジオグラフィック協会から支援を受け、小説ロビンソン・クルーソーのモデルとなった人物の住居跡を発見。世界的なニュースになりました。
著書に「ロビンソン・クルーソーを探して」、「浦島太郎はどこへいったか」などがあります。
誰しもが子どもの頃から「サンタさん」には憧れを抱きますよね。
でも、その実像はなかなか分かりません。
「いる」「いない」あるいは「本当か」「嘘か」と想像を膨らませてみることはあっても「いた」と過去の人物として考えたことはなかったそうです。
ロンドンの書店街で、グリーンランドの地図を探していた時に、サンタクロースの地図を偶然見つけたところから旅の始まりです。
多くのアメリカ人は19世紀の風刺画家、トーマス・ナストが描いたイラストに強い印象を受けて北極点だと考えていたらしい。フィンランドの人々はサンタの生活はトナカイと無縁でないと信じ、人里離れたラップランドの山中だと主張している。
たとえ架空の存在であっても、何がしかの種があるのではないか・・・
伝説の背景を訪ねての旅がはじまるわけです。
いいな~・・・こういう旅って。
紀元三~四世紀、現在のトルコ領に聖ニコラウスというキリスト教の司祭が住んでいて彼こそが実在のサンタクロースだというのです。遺骨はイタリアに。その後、信仰と祭りという視点から、旅はオランダへ。
そして、高橋さんはアメリカへ。
サンタクロースの追跡の旅は、ダイナミックな展開を見せ、フィンランド、オーストリアへと続きます。そして・・・・「秋田」にまで繋がるのです。
面白い、民俗的な解釈です。
お話をうかがっているとワクワクしてきます。
ぜひ、放送を聴いてください(12月16日、明後日の放送です)
そして、本を読んで「サンタクロース」の世界を旅してください。
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「12月25日の怪物」への1件のフィードバック

  1. クリスマスの出逢い(随想)
    私の大好きな英国の女流作家が書いた小説の一文です。
    余りに素敵な一文だったので寄稿させて戴きました
    頭の中は幻想でいっぱい、そして部屋の中は過去の声で
    いっぱいで”家具付貸室”にただひとり座っていると
    過ぎた数々のクリスマスがひどくごたまぜになって
    戻って来るからだ—子供の頃のクリスマス、
    親類の人たちで家はいっぱいになり、窓には
    クリスマス・ツリー、6ペンス銀貨のはいった
    ブティング、未だ暗い朝にみつける
    くねくねになったストッキングの楽しさ
    父母と一緒に迎えた青春期のクリスマス、
    厳しい寒さと外国からの手紙、大人になって、
    恋人と一緒の最初のクリスマス、雪とうっとりする気持ち
    赤ブドウ酒とキス、真夜中前の暗さの中をそぞろ歩きしたこと、
    暗夜の空にダイヤの輝きの星・・・・・・幾年も通しての数多くの
    クリスマス。
    Christmas Meeting(By:ローズマリー・ティンパリーより)

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