浜美枝のいつかあなたと ~龍村仁さん

「浜美枝のいつかあなたと」(文化放送日曜10時半~11時)
今回はお客さまに映画監督の龍村仁さんにお越しいただきました。
龍村仁さんは1940年、兵庫県・宝塚市のお生まれ。京都大学を卒業後、NHKに入局し主にドキュメント番組を制作されました。
1992年からはライフワークといえる壮大なドキュメント映画「地球交響曲」を発表。地球と人間のありかたをテーマにしたシリーズ作品で、現在、最新作の「第七番」が公開中です。
以前にもゲストにお招きいたしました。
偉大な作曲家は生涯にいくつもの交響曲を作ってきました。監督も、作曲家と同じようなお仕事をなさっておられます。しかも作品はみな自主上映で市民が支えているのです。
今回の「第七番」は「自然治癒力」がテーマに据えられた作品で日本の紀伊半島、グリィーンランド、カナダを舞台に「人間と自然の共生」が描かれています。
出演は日本文化に造詣の深い医学博士・アンドルー・ワイル氏
ツール・ド・フランス覇者・グレッグ・レモン氏
環境教育活動家・高野孝子さん
美しい映像は語りかけます。
大自然の目には見えない力に生かされていることを思い出す時人は素直になり、元気を取り戻すことができるのではないでしょうか・・・と。
木の一本一本までに神が宿るという昔ながらの日本人の考え方。「欧米の文明」や「欧米の科学」が世界のスタンダードになっていることへの警鐘も鳴らされています。
私自身、歩くことで五感を研ぎ澄まされ、心が豊かになります。箱根の自然に力をもらいながら歩くと、ただ体のためだけではなく、魂が浄化されるような爽快さを味わうことができます。歩きながら一本一本の木に語りかけている時もあります。
スタジオで監督は何度も何度も「私たちは生かされているのですね」・・・と語られます。
そう、自然とのつながりを取り戻す大切な時なのだと映画を観て感じました。
現在、全国各地で上映会が開かれています。
(くわしくは「地球交響曲」のHPをご覧ください)
まずはラジオでじっくり監督のお話をお聞きください。(放送9月12日・日曜日)

「浜美枝のいつかあなたと ~龍村仁さん」への1件のフィードバック

  1. そうですよね。ローカリズムこそ、グローバリズムにつながるはずです。
    ところで龍村さん、シブくなりましたなあ。昔「キャロル」のドキュメントを見ました。

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