リッチモンドへの旅

1週間の休暇を終え帰国いたしました。
今年の夏は「ギャルリー田澤展」と「片岡鶴太郎展」の二つの展覧会が開催され、おかげさまで多くの皆さまに、ここ箱根までお越し頂き感謝いたします。
HPにもありますように、箱根の我が家を大人の方に楽しんで頂きたい・・・
そんな思いで春から本格的に始めた”展覧会”、”コンサート”、”旅”など。
思いのほか若い方々にもお越し頂き、喫茶でのおしゃべりも楽しみになりました。
「正直な作り手たちの味」も立ち上げました。
30年近く全国の農山漁村を訪ね歩き、作り手と語り合い、自分の舌で味わった美味しいもの取り寄せ便です。
四季折々、この国の豊な食材に出合ったときの喜び。
お腹だけでなく心まで満たされる・・・
そして、めぐり合った時の作り手から感じる誇りとこだわり、誠実なお人柄、生きる姿勢、世界観や哲学まで垣間みることができることに深い感動を覚えます。
「間菜舎のコーヒー」に続き、今回は「安曇野の純正アカシア蜂蜜」をご紹介いたします。次回は「新米・浜美枝のひとめぼれ」です。ご期待ください。
詳しくはこちらをご覧下さい。

さて、今回の旅は友人の天沼寿子さんと、リッチモンドの彼女の友人宅に宿泊させて頂きました。リッチモンドは1779年にヴァージニア州の州都に制定された、歴史ある街です。日本からはシカゴ経由で行きましたが、飛行場の大きさにドギマギ。モノレールに乗っての第5ターミナルから第1ターミナルへの移動はちょっとした冒険でした。
滞在させていただいた郊外の「ミドロシアン」周辺は、コロニアルスタイルの大きな家が木立の中に建ち美しいエリアです。
自然を愛するご家族、庭は1エーカー(1,226坪)はあるでしょうか。
どの家も手入れの行き届いた美しい庭です。
早朝散歩をしていると、ゴミ出しをしている家のご主人たちが気軽に挨拶を交わしてくれます。
なにより幸せだったのは、寝起きのままベランダに出てロッキングチェアーに揺られながら女同士のコーヒータイム。小鳥の囀りを聞きながら、植物の話、人生について、大笑いをしながらのひととき。
心から力が抜け開放感が味わえるのです。
観光地めぐりもせず、女主人の美味しい料理を頂きながらの至福の時間。
厳しい世界情勢、海外で日本のことを考えるのも意義があります。
そういえばオールドリッチモンドにも行きました。古い地域で、赤レンガの家が並びイギリスからの入植者が作った街には風情があり、違ったアメリカが味わえました。
自分自身を開放させる旅も時には素敵です。