友情について

皆さんは友情についてどんなお考えをお持ちですか?
私はわりあい慎重な性格なので、人と親しくなるまでには時間がかかることもあるのですが、いったん心を許し合うと、本当に長いご縁になります。長いお付き合いの間には、子育てに没頭したり、仕事がいそがしかったり、いろいろあります。相手だってそうです。ですから、環境が変われば、関係が疎遠になることもありました。子育ても一段落した50代になり、自分の時間が持てるようになってからは、友人とお茶を飲んだり、夕暮れどき軽くカクテルなどを飲みおしゃべりをしたり・・・。
1~2年会わない時期があっても、会えば変わらぬ友情がそこにはあります。
   ”友情は積み重ねていくもの”     だと思います。
長年、私とお付き合いが続いている人を思い浮かべると、みんな「お互いさま」という感覚を持っているような気がします。お誘いをお断りすることがあっても「お忙しいのね。そっち、頑張って。でもまた声をかけるわね」と、笑顔で言ってくれる人が多いのです。同じように私も、相手の状況は「ああ、介護で大変なんだわ」とか、何となくわかりますから「体に気をつけて。またご連絡するわ」と言って、心の中でエールを送ったりします。
「お互いに相手の世界に土足で入っていかない」
「相手の状態を尊重する」
何か他人行儀じゃない?といわれることもありますが、お互いを縛りあって、それが破綻の大きな原因になってしまっては哀しいですもの。
私にとって友人は、いつも一緒に行動する関係ではなく、心の仲間なのです。このごろ、親子関係だけではなく、友情もまた積み重ねていくものだとしみじみ感じます。
そんな長年の友人であり、「カントリーアンティーク」を日本に広めた天沼寿子さんとご一緒に1週間ほどリッチモンドの彼女の友人のお宅に滞在させていただきます。自然豊かな美しい庭、素敵なアーリーアメリカンのインテリア。
とても楽しみです。
私のちょっと遅い夏休みです。
心が満たされるような友人は、心の財産だと思います。
友情に感謝!です。
次回旅のご報告をいたしますね。