美しい村 原村

先週末、日帰りで長野県八ヶ岳の麓にある「原村」に行ってまいりました。小田原に住む友人夫妻とご一緒に。

ご主人の運転で御殿場経由、中央道に乗りおよそ2時間半のドライブでした。鉄道の場合は、新宿駅から特急あずさ号で富士見駅か萱の駅下車。私は普段は電車や列車、バスでの移動がほとんどですから、車窓から見る風景はまた新鮮です。

今回の目的は、毎年開催されている原村での「イングリッシュサマーフェアin原村」が見たくて行きました。このフェアに鎌倉でアンティークショップ”フローラル”を営んでいる娘も参加しているのでのぞいてみました。

マーマレードなどジャムが美味しいイングリッシュキッチンさんは英国ダルメインで2016年から7年連続金賞受賞。そして自家製紅茶とコーディアルはスティルルームさん。お菓子は鎌倉山で素敵なカフェをしているハウスポタリーさん。と、今回もまるでイギリスを旅している気分にしてくれる素敵なフェアです。お庭ではティーセミナーが開催されていました。皆さん楽しそう…やはり人が集い語り合うってとても大切ですね。

原村はなだらかな傾斜地に広がる美しい高原の村です。北アルプス、南アルプス、天気がよければ富士山も見渡せる360度のパノラマが広がっています。農村風景、そして都会からの移住した方々の家やペンションが林の中に建ち、和と洋がほどよくミックスし、看板も最小限にし、ヨーロッパの田舎の風景です。放牧した牛が気持よさそうにのんびりしています。林道を爽やかな風が抜け、澄んだ空気が心地よい村です。

原村の人口は7、642人。
面積は43.26㎢。

村の歴史は400年余り前の新田開発から始まったそうです。当時は高冷地で水も不足していたことから先人は大変苦労して稲作をしていたそうです。反面高原特有の冷涼な気候を利用して高原野菜や花き類もさかんです。瑞々しく甘みのある野菜が育ち、私も完熟トマトや茄子などカゴいっぱい買いました。

そして前回来た時に購入して美味しかった無添加のブルーベリーがたっぷり入ったジャムや果物。友人は蜂蜜や、やはり野菜・果物をカゴいつぱいに。お昼は原村の洋風の素敵な建物で庭には花いっぱいの蕎麦やさんで美味しいお蕎麦をいただきました。ほんとうに美しい村です。

猛暑の続いた今年の夏も、季節は晩夏から秋へと移ります。鳳仙花や草花、麦畑の白い花……高原の風と花を皆さまにお届けいたします。

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