小春日和

日ごと寒さも深まりつつある時期ですが、そんななか暖かく穏やかな日の訪れは幸せをもたらしてくれます。ある日、友人からこんなメールをいただきました。(ご本人の承諾を頂き載せさせたいただきますね。)
草木国土 悉皆成仏・・・・・。
たましいのある者だけでなく
草や木のようにたましいがないものにも
仏性があり、成仏できる、ということだそうです。
自然をいつくしみ
自然に自分を投影して、観照するという
日本人の性のようなもの
その辺りからきているのかもしれません。


秋が深まって黄葉や紅葉が天を舞い、早朝庭に出て肩に葉が落ちてくれる姿には幸せを感じます。
まもなく小雪が舞う季節をむかえる箱根の自然。この自然の中で暮して40年が過ぎようとしています。この自然の中での子育てに感動もありました。通常の感性で自然を切りとることが、子どもは得意なんですね。
『寒い朝 ステンところんだ 痛い朝』
小学生だった長女がつぶやいた言葉。五、七、五・・・
霜柱が立つ朝は、彼女にとって痛い朝なんだなぁ、へえーと関心しながら子どもの素直な情感に感動したことを思い出します。


本格的な冬を迎える前のこの穏やかな”小春日和”箱根はとても美しい季節です。
『箱根やまぼうし』で明日から素敵な展覧会が始まります。
ぜひ紅葉を愛でながらの散策にお越しくださいませ。
詳しくはHPで。
http://www.mies-living.jp/events/2016/exhibit201611.html

「小春日和」への2件のフィードバック

  1. 浜美枝様
      今日の箱根はお天気に恵まれ賑わって居ることでしょう。
    昨日のやまぼうしでの伊東建一さんと露木清高さんのお話、興味深く
    聴く事が出来ました。御所人形が桐の木から作られている事、顔を描くのは、1年に一度か二度とか、300年の伝統。露木さんも4代目とか、寄木に対する強い想い、若い方達が伝統的な技を大切にしながらも、自分達の創造も加えて行く、そして、そういう場を提供出来るやまぼうしが、浜さんの望むように進んで居られるとのお話しも心に残りました。   雨の中、紅葉を見ながら帰路に付きました。
     今日の佳き日、又新しいページを加えられますように。
           貴重なお話しを有り難うございました。 
                                        郁代
     

  2. 郁代さん
    昨日はお足下の悪い中ようこそお越しくださいました。
    午後からは霧がかかり幻想的な箱根の山でしたわね。
    伊東健一さん、露木清高さん・・・お二人とも郁代さんが
    仰るとおり、伝統をふまえつつ新たなことに意欲的に
    取り組んでおられており、頼もしいです。
    日本のこうした伝統工芸が若い方々に愛され、作家さんも
    挑戦し続けていただきたいです。
    私もこの”やまぼうし”の空間を我々世代から若者へ、と
    引き継いでいきたいです。
    今日は73歳の誕生日。
    昨日は素敵なカードとチョコレート有難うございました。
    冬を迎えます。
    お風邪など召しませんようご自愛くださいませ。
    浜 美枝

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