浜美枝のいつかあなたと ~ 滋賀での外録

文化放送”浜美枝のいつかあなたと”の外録で 滋賀・京都・大阪の旅をしてきました。いつものスタジオを飛び出しての収録です。
1週目は3月15日(日)10時30分~11時放送。
旅のテーマは「伝統的な生活に学ぶ、私たちの暮らし」。
古き良き伝統的な生活風景から、私たちの現代の暮らしぶりを改めて見直してみよう・・・というものです。
伺った先は滋賀県・新旭町・針江という地区。琵琶湖の西側になります。
街の中を縦横に水路が走る「水の街」。いたるところから湧き水が溢れ、それをためて生活に生かしています。これを「川端・かばた」と呼ぶのだそうです。
水の流れと人々の暮らしが密着しています。
水場では飲み水はもちろんのこと、炊事や洗濯にも利用します。
各家庭の元池(もといけ)から湧き出した生水(しょうず)は一番綺麗な水が溜まる壷池(つぼいけ)に入り、お料理・野菜洗い・洗顔などに使われ、そこから水は端池(はたいけ)へと流れこみます。
端池には鯉が飼われ料理の野菜くず、鍋釜の米粒などを食べ浄化してくれます。水は家の前の小川に入り、そして隣の端池に入りまた川に戻りやがて琵琶湖に流れて行くのです。
江戸時代から、この地域は大切に大切に水を守り、暮らしに生かしてきました。比良山系に降った雪、雨水が何年もかかり伏流水となりこの地域に潤いを与えています。
「水の神様に感謝ですね」・・・と語ってくれた、おばちゃん。
地域の子ども達はこの川で遊びます。
水が清らかなので、米・大豆なども美味しく、熱々の揚げたての油揚げの美味しかったこと!あとはラジオで、水のせせらぎの音を楽しみながらお聴きください。
現代社会は水道水になれ、水はペットボトルで・・・というのが日常ですが、「伝統的な生活」から学ぶことは多いのですね。
この地域の家庭へ無断で入ることはできません。
必ずボランティアガイドさんの案内のもとで見学してください。