ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダ絵画展

桜満開の上野の東京都美術館に”フェルメール”を観に行ってまいりました。会場はレンブラントら同時代のオランダ絵画とともに展示されています。

今回の目的は『窓辺で手紙を読む女』(1657~59年頃)

修復により、画面奥の壁から”キューピッド”が現れたのです。

それまでも存在自体はX線調査で明らかになってはいたのですが、フェルメール自身が上塗りをしたとされていましたが、2017年に同館が作品の汚れを落とすクリーニング作業を進めていくと上塗りした部分とは異なっていることが分かり「誰が、何んの目的で姿を消したのか?」謎です。

今回の展覧会で「修復前」(複製)と「修復後」が見られます。でも、不思議ですよね!フェルメール以外の人が上塗りして”キューピッドを隠してしまう……いつか、真実がわかる時がくるのでしょうか。

これまでも「窓辺で手紙を読む女」は観たことはあるのですが、窓ガラスにうっすらと女性が映り静謐なイメージでしたが、”キューピッド”が現れたら作品がガラッと変わります。

カーテンを押さえているように見える”キューピット”の存在はフェルメールが何を意図して描いたのか、想像するだけでワクワクしました。  

17世紀のオランダを代表する画家、ヨハネス・フェルメール(1632~75)。

フェルメールの魅力は人々の暮す日常が多く描かれていることです。画商で宿屋を営む両親のもとに生まれ、デルフトの町中で育ち、20歳で結婚し11人の子供をもち、30代で主だった作品を描き、43歳で亡くなっています。

デルフトの小さな街で人の営みを見続け、市井の人々を描いたのは当然だったのかもしれません。300年たっても街はさほど変わっておらず、昔ながらの慎ましい人々の暮らし。

『行ってみたい!』と思い2016年の7月、小さなホテルに1週間滞在しフェルメールの描いた路地や、きっと何度も横切ったであろう広場に立ち、カフェで昔ながらのエルデン(豆)スープにフェルメールの絵の中に描かれているパンを食し、300年の歴史がいっきに縮まりました。

 そのときのブログがありますので、旅の出来ない現在、その時の写真を見ながら『デルフトの街』へ皆さまをご案内いたしますね。

展覧会公式サイト
https://www.dresden-vermeer.jp/

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