箱根三三落語会

先日14日に箱根やまぼうしで「箱根三三落語会」を開催いたしました。
春と秋に定期的に師匠をお迎えし、今回で5年目・第9回です。
柳家三三さんは小田原のご出身。
柳家小三治師匠の弟子で若手落語会をリードしているおひとりです。
庭の木々の緑が美しく風にそよぐお昼どきの落語。
演目は「親子酒」と「高砂や」でした。


落語家はしゃべりとしぐさだけで、舞台の上のドラマ世界を作りあげるのですが、我が家の場合は大広間の空間でのお噺。ホールや寄席とは一味違う世界が拡がります。その人物像の息遣いが身近に感じより近くに感じられます。
お客さまは30名。皆さん高座が進むうちに、どんどんのめり込んでいき、目で耳で一心にその世界を堪能してくださいました。
人生のすべてがあるといわれる落語の笑いの中には、人間に対する優しさのようなものがあります。だからこそ、大人が心から笑えるのですね。
箱根やまぼうしでは展覧会だけではなく、コンサートや落語会など大人が楽しめて、寛げる空間をこれからもご提供してまいりたいと思います。
落語終了後は三三師匠を囲んで、地元で採れた野菜や肉、魚などたっぷりのカジュアルフレンチをいただきました。(平塚のレストラン、メゾン・ド・アッシュエムの料理)
幸せな一日でした。
次回は12月頃に開催予定です。
「やまぼうしHP」にてご案内いたします。

奏泉寺由子~キルトの世界展


奏泉寺由子~キルトの世界展
新緑の箱根で触れる竹染めの美
念願の奏泉寺由子さんのキルト展を「箱根やまぼうし」で開催することになりました。
5月24日(日)~31日(日)
最終日16:30迄
27日(水)休館
私の憧れのキルト・・・。
世界的に活躍しているキルト作家・奏泉寺由子(じんぜんじ よしこ)さんを知ったのは婦人雑誌でのグラビアでした。バリ島の工房で青竹から染めた真っ白な布に魅了されました。ひとくちに”白”といっても、竹染めの白には日本では見たことのない深い重なり合いの白で、いつかバリ島の工房をお訪ねしたいと思っておりました。
残念ながらバリの工房は2013年にクローズされ、現在は京都・比叡山の麓で「キッチンハウス・ジンゼンジ」で後進の指導にあたりながらも「食」を追求するギャラリーのオーナーでもあります。
海外でも多くの個展を開き、素晴らしい活動を続けてこられた奏泉寺さん。京都と自然に囲まれたバリを行き来し、バリの工房では自分で糸を染め、布を織り、作品に仕上げる。
インドネシアの島々には、古来から多様な染料植物があるそうです。そして、淡い茶に染まった絹地を幾度も洗い、太陽にかざすと輝くような白が現われるのだそうです。
そんな素敵な作品が「やまぼうし」の会場いっぱいに拡がります。そして、手づくりの温もりを感じる作品の数々。ぜひお越しをお待ちしております。
作家在廊日は5月24日と25日です。
オープニング・レセプション(24日)
奏泉寺由子×浜美枝 ギャラリートーク
土楽・福森道歩さのお料理を楽しむランチ
田嶋陽子さんのシャンソン・ミニコンサート
申し訳ございませんが”満員御礼”となってしまいました。
若葉の美しい季節、のんびり我が家”やまぼうし”へのお越しをお待ちいたしております。
展覧会の詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.mies-living.jp/events/2015/jinzenji.html

お散歩付きヨガとインドスパイスランチ in 箱根

箱根の仲秋から晩秋へとかけての季節はもっとも美しい私の好きな季節です。そろそろ朝夕は、吐く息も白くなります。紅葉の最盛期は11月上旬。箱根は全山紅く染まります。上からだんだん染まって山を下り、下の湯本付近に下りた頃、上では落葉が始まります。
先日富士は初冠雪でそれはそれは美しかったです。一年中で山歩きに最も快適な季節です。散策をしながら、自然の豊かさを体ごと感じ、マイナスイオンをたっぷり吸い込みながらのヨガ、そして体にやさしいインドのスパイスランチでこれからやってくる冬に向けて体のメンテナンスをしましょう!という企画が「箱根やまぼうし・森から海へ」主催で行なわれました。


私も参加しました。まず皆さん元箱根で集合。ヨガの先生のご案内で樹齢400年を超える神秘的な杉並木を歩きます。旅人を守ってくれた杉並木。夏には暑さをさけ冬には寒風を防ぎ、旅人には休息の場として、今では四・五メートルもある巨木。かつては東海道沿いにもっと長く続いていましたが、いまでは芦ノ湖湖畔に残るものだけになってしまいました。足元にはまだアジサイが可憐に咲いています。老化が目立ち始めた杉並木、大切に守らなければ・・・と思いました。我が家の子供たちは、この杉並木を毎日学校に歩いて通っていました。35年近く前のことです。


そこから二百階段を上り恩賜箱根公園へと向かいます。芦ノ湖に突き出た半島が恩賜箱根公園です。半島全体が一つの小山のようになっていて、私の朝の山歩きのスポットでもあります。頂上からは芦ノ湖の水面、緑の外輪。そしてお天気がよければ富士山が絵のように眺められます。その頂上でヨガマットを敷いて約40分のレッスン。森公子先生の静かで心地よい指導のもと体を伸ばし、深い呼吸をします。秋の太陽が体を温めてくれます。無理のないヨガ。心身がリラックスし気持ちの良いこと。お仲間の顔も幸せそうです。園内の林にはウグイス、ホオジロ、シジュウカラ、コガラなど、夏にはキビタキ、クロツムギ、ホトトギスなど、冬にはオシドリ、マガモ、、コガモなどの渡り鳥がやってきます。ハコネバラ(サンショウバラ)、ツツジなど手入れの行き届いた公園は私のオアシス。


ヨガを終え公園を後にし我が家「やまぼうし」へと20分ほど歩きます。到着すると家中にスパイスのいい香り。秋から冬にかけてはアグニ(消化力)が強くなり食欲が増えやすい時期、とスパイス講座講師のミシュラ・京子先生はおっしゃいます。繊維質を摂り消化を助けるスパイス、冷えから守り体を温かくしてくれる根野菜野菜やスパイスを活用して上手にバランスをとりましょうね!と教えてくださいます。京子先生は東京生まれ。様々な国へのひとり旅を経てインド人とご結婚。インド・ボンベイへ渡り毎日がカルチャーショックな生活だったといいます。現在は生活の場を日本に移しておられます。前の日から泊まりがけでの下ごしらえ。デモンストレーションとスパイス講座。フレッシュなスパイスって香りがぜんぜん違うのですね。医食同源ではないですが、理にかなった食べものです。

~ランチメニュ~
・サフランライス(サフランとナッツで見た目もあたたか)
【香りのスパイスはクミンシード】
・里芋のドライカレー
【香りのスパイスはクミンシード・アジワインシード、ターメリック、チリ、コリアンダー ガラムマサラ】
・レンコンのコフタカレー~すりおろしたレンコンにベースン(ひよこ豆)、ガラムマサラ、コリアンダーが絶妙な味。
・大根のカチュンバ~マスタードシードとグリーンチリ(ししとう)、チリパウダー
・最後はインド式のチャイ~カルダモン、シナモンパウダー、ジンジャー、たっぷりの牛乳(豆乳でも)
昔、インド通いをしていたころ、列車で旅をしていると列車が構内に入ると「チャイ・チャイ!」と子どもが素焼の器に作りたての熱いチャイを売りに来てくれ、そのチャイの美味しかったこと。旅の疲れがいっぺんに飛んでしまいます。懐かしい思い出です。
野菜だけのインドカレー。美味しい!美味しい!と 皆さんおかわり。私も2回もおかわりしてしまいました。箱根の豊かな自然の中で仲間と語り合い・ヨガをして、体にやさしいカレーをいただき幸せな一日でした。来年も季節ごとにこんな会を企画たててのんびりしたいです。その時にはご参加ください。
~心も身体ものんびりリラックスな一日~でした。

露木清高展『箱根寄木細工の伝統と未来』


皆さまは箱根寄木細工、というとどのようなイメージをおもちになられますか?
「お土産屋さんで見かける箱や手鏡」などでしょうか。
たしかに素晴らしい箱もございます。
露木木工所・3代目の清勝さんのつくられる箱もの、また清勝さんのお爺さまの清吉さんの「市松寄木伸縮式文机」の素晴らしさは思わずため息が出てしまうほほどのものです。
平安の昔、都から木地師たちは小田原を木地引きの里と定め仕事をはじめたそうです。それだけ箱根・小田原地域の自然が豊かだったということですね。
常に伝統を踏まえながらもその時代に合った新しいモノ作りへの精神は、四代目の清高さんにしっかりと受け継がれています。
私は驚きました。
以前ラリック美術館で清高さんの作品とルネ・ラリックのコラボレーションがありました。その作品を拝見したときに『ラリックは箱根寄木細工を見ていたのに違いない!』と思うほど影響を受けていました。
今回の清高さんの作品はさらに進化しています。
「伝統と未来」を感じ、日常の暮らしの中に取り入れていただきたいと思います。紅葉の深まる箱根の森にぜひご覧においでください。帯留とかんざし、テーブル、トレイなどきっと暮らしを豊かにしてくれるはずです。
お越しをお待ち申し上げております。
http://www.mies-living.jp/events/2014/yosegi.html

鍋島段通展


300年の歴史を誇る鍋島段通。
かつて江戸時代は鍋島藩の御用品として徳川将軍家にも献上されていた日本の伝統工芸の段通。
9月27日(土)~10月3日(金)まで我が家の「箱根やまぼうし」で展覧会を開催いたします。
囲炉裏の間、玄関、座敷に鍋島段通が敷かれると、その織の確かな技術とともに、手ざわりのよさ、温もり、毛足の長い柔らかな風合い、その図案の素晴らしさに魅了させられます。
伝統のもつ豊かさを実感し、どんな思いで織られているのかしら・・・と想像します。
日常の暮らしに優しさや華やぎ、そして日本の美を感じさせてくれます。
秋の夜長、こんな素晴らしい段通に座り、静かに響く虫の音を聞きながら一献!なんて素敵でしょうね。
9月27日には鍋島段通の創り手・吉島伸一さんとのギャラリートークもございます。作品に込めた思いをたっぷりと聞かせていただきます。
ぜひお越しくださいませ。
お待ち申し上げております。
http://www.mies-living.jp/events/2014/dantsu.html

美食仲間のための美しいテーブル

箱根やまぼうしにて京都のギャルリー田澤とのコラボ展が9月6日から14日まで開催されます。
今は亡き田澤長生さんの審美眼にどれ程私は学んだことでしょうか。
お店に足を運びお話をうかがうだけでなく、展覧会をご一緒したり、ご夫妻とお食事をともにしたりしてまいりました。
これだけの審美眼を育ててきた人は、いったいどんなことに興味を持たれ、どんな風にものをごらんになっていらっしゃるのかしら。そうした好奇心ももちろんあります。
でも、なんといってもお二人は話し上手で仲睦まじく、温かなお人柄でほんとうに素敵なのです。”一期一会”という言葉を実践するかのように、その一瞬の出会い、一瞬の時間に、すべてを凝縮して人をもてなしてくださいます。その組み合わせの素晴らしいこと。器、ガラス、花器、花、布、料理、ワインまですべてが、田澤ワールドです。
「もっとも大切なことは、普段、日常のなかで、季節感ととりあわせを考慮して、好きなもの、とっておきのものを使うことだと思います。その上で、お客さまに喜んでいただけるなにかを考えるんです。それが楽しいですわ」と。
ギャルリーの奥のガラス戸から光が差し込み、アンティークのラリックやバカラが思い思いにささやきはじめる黄昏。一幅の絵画、あるいは音楽のような素敵なセッティングを前に、私は何度ため息をもらしたことでしょう。シャンパンをご一緒しながら、そのたびに至福の時間をすごさせていただきました。


田澤さんの美意識は、優しくあたたかく、大胆で同時に繊細で、常に心にしみわたるようなもてなしの粋を感じさせえくれます。
私のテーブルセッティングは、田澤ご夫妻と出会ってから、すこし変化したように思います。それまでは、整った美しさや、しっとりした組みあわせを心がけていたのですが、”遊び” ”発見” ”感動” のようなものが感じられる組みあわせにしたいと思うようになりました。お客さまにそれを楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。
今回の展覧会では「美食仲間のための美しいテーブル」がテーマです。
和魂洋彩を唱える美の名プロデューサー田澤さん。
秋草の花が咲き乱れる会場にぜひお越しくださいませ。
お待ち申し上げております。
展覧会の詳細は公式HPをご覧下さい。
http://www.mies-living.jp/events/2014/gallerytazawa.html

御所人形の世界

箱根に今年もまた御所人形が京都からきてくださいます。
御所人形は鑑賞用の人形として江戸時代中期に大成され、宮中の慶事や出産、あるいは結婚など、さまざまな祝事の際に飾られてきた由緒ある人形です。木地の肌へじかに顔料で文様をほどこした彩絵の筥や台は、奈良時代に作られたものが現在でも正倉院に伝えられていますが、この伝統はその後宮中に伝わり、現在にいたっております。
有識御人形司・十二世伊東久重氏。伊東家では初代庄五郎のころより、代々「木彫法」により制作を続けています。御所人形の特徴である白い肌の光沢は桐の木地に胡粉(牡蠣の貝殻の内側の部分をすりつぶしたもの)を50回ほども塗り重ね、磨くことによってあの美しさが生まれでるのですね。気の遠くなるような作業です。現在、伝統技法を守る人形師はきわめてすくなくなっていますが、伊東家では100年、あるいは200年たっても「修復できる」ことを守りぬいています。
その伝統は、お父様、十二世 伊東久重先生からご子息の建一さんにしっかり受け継がれています。
ご子息の伊東建一さん作のお雛さまを今年は部屋に飾りました。優しさに満ち溢れた姿、そして透き通るような白い肌。人形のもつ品格と技、愛らしさ。今回の展覧会では御所人形の原点ともいえる子どもの遊び姿も拝見できるとか。初日の5月24日は建一さんと私のギャラリートークもいたします。「お人形に込める思い」などを伺おうとおもいます。作家から直接お話を伺い、作品を拝見すると愛おしさがまた深くなります。
皇后美智子さまもこの御所人形を愛でていらっしゃるのでしょうね。
樹々の葉も優しく風にそよぎ、箱根の美しい季節。
ぜひお越しをお待ち申し上げております。
伊東建一~御所人形の世界

「Rana Chalabi展 OUDの奏~楽隊とともに」


箱根の森の中に家を建てて、もう40年になろうとしています。
ここでは日時計がなくて、年時計があって、春が来るたびにひとまわりするような大きな時計に支配されているような感覚があります。
淡い春の訪れが、樹々の色みの変化で知らされます。
若葉がチラッと目につく前に、全山ぼおっとうす赤くなるんです。
芽吹く前に一瞬の恥じらいを見せるかのような、こんな季節のひとときが好きです。
箱根やまぼうしでの展覧会やコンサート、落語会などたくさんの方々がお越しくださいます。そして、四季おりおりの季節を楽しんでくださいます。
春の「Rana Chalabi展 OUDの奏~楽隊とともに」のお知らせです。
皆さまは中東を代表する楽器・ウード(OUD)ってご存知ですか。
リュートや琵琶の祖先とも言われアラブ音楽にはかかせないウード。
その音色を一度聴くと、その旋律に魅了させられます。
そのウードに合わせて踊る美しい女性の壁画もあるそうです。
エジプトではこのウードのヒエログリフ(神聖文字)を「美しい」=「NEFER(ネフェル)」と呼んだとか。
今回の展覧会はシリア系レバノン人のRanaさんの作品で、静寂の中にも躍動感が溢れています。白黒で表現されている絵には、なにか・・・日本の「禅」の世界を想像いたします。彼女の「平和への祈り」がメッセージとして伝わってきます。
会期初日にはRanaさんをレバノンからお迎えいたします。
そして初日4月19日(土)は日本では数少ないウード奏者、常味裕司さんのスペシャル・コンサートをお楽しみいただけます。
常味さんはチュニジアに渡りアラブ世界を代表するウード奏者のアリ・スリティ氏に師事し世界中で演奏活動をなさっています。
箱根の森の中、春の訪れを絵画と音楽でご一緒しませんか。
同時開催としてエジプトの大地の色で染められた綿織物のテーブルクロスや
クッション等も展示いたします。
詳しくはホームページをご覧ください。
初日は私もご一緒させていただきます。
お越しをお待ち申し上げております。
http://www.mies-living.jp/events/2014/0419rana.html

エジプト・ハラニア村のタペストリー展


一本の樹の下にかわいらしい動物たちが集います。
一本の樹の下に笑顔が集います。
その風景は素朴で優しく、色鮮やかです。
職人さんたちが心を込めて織ってくださいます。
自然の染料だけがだせる色合い。
いつかエジプトに行き、その職人さんをお訪ねしたいと思い続けてきました。今年の秋にはエジプト行きを計画していたのですが、今の情勢ではそれも適わなくなりました。
ハラニア村はカイロ近郊・ギザからサッカラに向かう途中にある村だそうです。タペストリーからはのどかな田舎の風景が見えます。木々に小鳥たちが遊び、村の人々は花に囲まれ穏やかな暮らしがそこにはあります。
今回のテーマは「FLOWER」
Nefer Galleryの金田理恵さんが2年前から準備してくださいました。
素晴らしいタペストリーの数々を皆さまにぜひご覧いただきたいと思います。
そして、こんな素晴らしい作品を生み出す村の人たちに早く穏やかな暮らしが戻ってきますように・・・と祈らずにはいられません。
12月8日(日)は日本では数少ないウード奏者の常味裕司さんのコンサートと金田さんと私のギャラリートークもございます。
ぜひお越しをお待ち申し上げております。
詳しくは「やまぼうし」のHPをご覧ください。
http://www.mies-living.jp/events/2013/nefer.html

『箱根三三落語』へのお誘い


皆さまも夢中になれる趣味をお持ちだと思います。
私はここ10年近く、落語に夢中です。
落語家はしゃべりとしぐさだけで、舞台の上にドラマ世界を作り上げるのですが、登場人物の持つ空気感というものがじんわり伝わってきます。
その人物像、時代背景、場所の雰囲気、人々の息遣いまで感じ取れるのです。
普段はパソコンとにらめっこをして、また当日券を求めて窓口に並ぶこともあります。何がこれほど私を夢中にさせてくれるのでしょうか。
落語の八つぁん、熊さんの世界は今の時代にも通じます。
人々の暮らしのさんざめきや、あちこちのおかずが入り混じったような夕方の匂いなど、長屋暮らしだった私の子供時代を思い出させてくれます。
人生のすべてがあるともいわれる落語の笑いの中には、人間に対する優しさのようなものがあります。だからこそ、大人が心からわらえるのではないでしょうか。
そんな落語を我が家で聴きたい・・・見たい。
それがきっかけで 「箱根三三落語会」が生まれました。
古民家で落語。
おかげさまで第6回を迎えることができました。
三三師匠の落語には、柳家小三治師匠の伝統を踏まえたうえで、なんとも表現の仕様のない洒脱でいて暖かく、ときめきます。
あらゆる社会問題が高度化し、複雑な時代。
“笑いの大切さ”を感じます。
一度、落語を聞きにお出かけになりませんか。
そして、落語を堪能いただいた後は、師匠を囲んで、平塚を中心に湘南・西湘地域で取れた新鮮な野菜やお肉、そしてお魚をふんだんに使ったカジュアルフレンチをお楽しみください。
古民家の木の温もりに包まれながら、美味しいお食事と三三師匠との素敵なひとときをご一緒できたら幸せです。
お越しをお待ち申し上げております。
詳しくはやまぼうしのホームページをごらんください。
http://www.mies-living.jp/events/2013/1214rakugo.html