苔庭の美しい美術館

日々落ち着かないなか、遠出の旅も控え、なるべく近くの”小さな旅”を楽しんでおります。3密をさけひとり旅です。幸せなことに箱根の山の中には何度もブログには書きましたが、美術館がいくつもあり、思いたったらすぐに行けることは、このような環境下ではありがたいと思っております。

最近、苔が静かなブームになっていて、お部屋でカジュアルに楽しむ方もふえているとか。わが家も箱根という場所がら苔にとっては育ちやすい(自生)環境なので、庭や石垣にも生えています。

苔寺で有名な京都・西芳寺は境内一面をおおう苔の美しさから「苔寺」として有名ですね。私はこの梅雨の時期に何度か訪ねました。

先日、朝から霧雨の日、苔庭の美しい「箱根美術館」に行ってまいりました。霧におおわれ苔もしっとりと深緑。目にとても優しいのです。

美術館は強羅の斜面を活用し海抜630mにある美術館です。箱根湯本駅から登山電車の終点、強羅駅から歩いて15分ほどですが、上り坂がけっこうキツイので登山ケーブルで一駅「公園上」下車。徒歩2分で「箱根美術館」です。ちょっとした”旅気分”を味わえます。

エントランスを入ると苔とモミジに彩られた「苔庭」が目に入ってきます。

一朝一夕にはこのような庭は難しいでしょうね。モミジが紅葉する頃は人でいっぱいです。

まずは、茶室・真和亭でお庭を眺めながら一服のお茶をいただきました。そして庭園を散策してから美術館へ。

(フラッシュ無しのみ撮影可)

日本、中国、韓国などの”中世のやきもの”を中心に、縄文時代から江戸時代までの瀬戸や備前の壷、古伊万里など等、充実しております。のんびり半日を過ごし強羅からバスで帰路につきました。

嬉しいお知らせがあります。2019年台風で線路滑落後、工事が終了し長期間運休していた箱根登山電車が箱根湯本駅~強羅間で7月23日に運行が再開されます。

箱根山の風景には登山電車はなくてはならない存在です。
スイッチバックを繰り返し登る姿は愛しさを感じます。

どうぞ、のんびり登山電車に乗り、”小さな旅”におでかけくださいませ。

美術館公式サイト
http://www.moaart.or.jp/hakone/

「苔庭の美しい美術館」への2件のフィードバック

  1. 浜様
    自由に遠出の出来ない今、箱根美術館便り楽しませて頂きました🎵
    どんなところでも、身近に良いところってたくさんあるもので
    私もこれを機会に、近くの姫路市立美術館の会員になり、季節や時間を変えて
    足繁く通う生活を編み出そうかと思っています。
    まぁまぁのお洒落をして、気持ちだけは美枝さんになって‼️
    そして、早く箱根登山鉄道で箱根巡りを楽しみたいと思います。
    KEIKO

    1. KEIKOさま

      姫路市立美術館素敵ですね。

      そうですね、限られた空間で限られた場所での楽しみは見つけられますわね。
      一つの美術館でも四季折々表情がかわりますわね。
      なんとなく、不安に感じるときこそ芸術には癒されます。
      楽しんでくださいませね。

      浜 美枝

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