映画館再開

待ちに待った映画館が営業を再開し始めました。
私は3ヶ月ぶりに大きなスクリーンでの鑑賞。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のための休館でした。映画だけではなく、演劇、音楽、美術館、全てが休業していたのです。こんなに不安で味気ない時って初めての経験でした。

先日ブログに載せましたが、箱根の美術館へまず行ってまいりました。そして、東京のラジオ収録も再開されました。その帰りに映画館に飛び込みました。

感染予防のため、入り口には消毒液、マスク着用はもちろん、座席も3分の1の観客です。客席は前後左右を空けて間隔を確保し、清掃のためのスタッフの方々の仕事も通常より増加していることでしょう。

旧作や中規模作品が6月5日公開。大作や話題作はまだ公開が決っておりません。でも、とにかく映画ファンとしては、映画館を応援したい!そして一日も早く通常の映画興行に戻っていただきたいと願います。

さて、何を観たと思いますか?

あの名作『ひまわり』です。

これまでも何度か観ております。第二次世界大戦のさなか、ナポリの海岸で恋に落ち、結婚した二人。しかし男は、運命の悪戯によって過酷な雪の東部戦線へと送られてしまいます。

ひたすら夫の無事を信じて待ち続ける女ジョバンナを演じるのはソフィア・ローレン。夫アントニオ役はマルチエロ・マストロヤンニ。監督はヴィットリオ・デ・シーカ。音楽はヘンリ・マンシーニ。

ソフィア・ローレンはデ・シーカ監督と組んだ「ふたりの女」(60)や「河の女」(54)など数々の名作に出演しています。96年没のマルチェロ・マストロヤンニは「甘い生活」(60)で世界的なスターになり二枚目、三枚目まで人生の悲喜劇を演じ分け私は大・大ファンです。デ・シーカ監督と組んだ「昨日・今日・明日」や「あ、結婚」も好きでした。

女は自ら冷戦下のソ連へと夫を探しに向かいます。写真片手に方々を探し歩き、ついに探しあてた先には・・・

地平線まで続く”ヒマワリ畑”。ヘンリ・マンシーニの哀愁漂う音楽が流れます。ほんとうに名曲ですね、涙がとまりません。

この映画は1970年公開から今年で50周年を迎えます。「ひまわり」は、オリジナルのネガが消失していてこのために今回は2015年にポジから変換されHDマスター版に修復を加え、明るさや色の調整、雑音も消去されているので、50年前の状況で観ることができました。

たった5日間の公開でしたが、コロナ禍で映画館は休業が続きましたが、やはり「オンライン化」では絶対に味わえないスクリーンの魅力を改めて感じ、感動し、幸せな気分に浸れました。

映画公式サイト
http://himawari-2020.com/

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