『アナログ時代を生きてきたわたしたちシニアが、デジタルのスキルを身につければ鬼に金棒です。』とおっしゃるのは、85歳のプログラマー・若宮正子さんです。
私はどちらかといえば”アナログ”人間です。もちろん携帯電話は一番簡単なスマートフォンです。メールや多少の検索、家族とのやりとりはLINEを使います。でも、とても使いこなしているとはいえません。
家の時計は全て「アナログ時計」です。デジタルの数字でみるのは”美しい”と思えないからです。(もうここで、アナログ人間!)
部屋に飾ってある写真もセピア色をしています。そのほうが”美しい”と思えるから・・・負け惜しみなのかしら。
パソコンも使いますが、原稿を書くとき、メールのやりとり、検索、Facebookもみます。でも、パスワードを入れるのも苦手、アドレスも間違いそう。つい息子に「入れて~」と頼んでしまいます。でも、若宮さんのご本を拝読し考えは変わりました。衝撃です!
若宮さんは、1935年、東京のお生まれ。
東京教育大学付属高等学校を卒業後、三菱銀行に入社。定年をきっかけにパソコンを購入し、楽しさにのめりこみました。シニアにパソコンを教えているうちに、エクセルと手芸を融合した「エクセルアート」を思いつき、これが大好評。
その後、アイフォンのアプリ「hinadan(ひな壇)」を開発し、アメリカ・アップル社が開発する世界開発者会議にも出席なさいました。しかも海外での会議に登壇して英語で講演したりする場合はGoogleコンピュータ翻訳だそうで、日常会話も「ダメなのよ」とか。
Google翻訳には、英語だけでなく、ドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語など主要な100ヶ国語はほぼ網羅されているとのことです。
最近は若者たちは「スマホ決済」で買い物をしていますよね。私などは「嫌だわ~お財布から現金で払わなければ買った気分になれないわ」などと思っておりますが、近い将来「スマホ決済」でしか買い物が出来なくなるかもしれませんね。
そこで、ここは直接お話をお伺いし『老いてこそデジタルを』の醍醐味をお伺いしたくラジオ番組にゲストとしてお迎えいたしました。
私より8歳年上の若宮さん。背筋を伸ばし、ベリーショートがお似合いで、ご自分が考案したエクセルアートのデザインの素敵な洋服で颯爽とスタジオにお越しになられました。
インターネットに繋がるといいこと、老人クラブは20年前からアクティブに活動していること、危機管理にも役立つこと、注意点、指で操作するのが難しくなったら”声”でサポートしてくれること、など等。
何よりも『ボケ対策にはクリエイティブなことをするのがいちばん』とおっしゃられます。詳しくはラジオをお聴きください。
コロナウイルスの影響で、自宅にいる時間が多くなりました。料理や掃除、読書、そして私もこの一冊で”デジタル”を学んでみようと思います。さあ~て、どうなりますか、理解できるようになるのでしょうか。
文化放送「浜 美枝のいつかあなたと」
日曜日 4月19日
9時30分~10時
※時間が変更になりました。