日々を編んでいく(宝島社)

素敵な暮らしのエッセイをお書きになられた安田成美さんをラジオのゲストにお招きいたしました。爽やかな春の風を感じ、スタジオが華やかな空気に包まれました。とてもチャーミングな笑顔。初めてお目にかかりますが想像していた通りの方でした。

安田さんは1966年、東京生まれ。81年にCMデビューし、アニメ映画「風の谷のナウシカ」イメージソングで歌手デビュー。その後、数々のドラマに映画に出演なさり、94年、とんねるずの木梨憲武さんとご結婚。

女優として、仕事と家庭を両立なさりながら三人のお母さまでもあります。とても自然体です。木梨さんとは映画で知り合って、そうとう「付き合って!」と繰り返し告白されたとか。木梨さんとは「家族であり、仕事のパートナーでもあり、同居人で、仲間で同士」とおっしゃられます。

「長い年月を過ごしてきたので、今は「結婚してよかった」と、特に意識することもないのですが、ふたりの間に築いてきたものがある、という実感は確かなものです。」

「相手のことが大切であれば、それに連なる人も大切。憲武さんをこの世に送り出してくれた両親がいて、ご先祖様がいる。お墓参りも行くし、憲武さんの友達も大切に思う。一緒に幸せになりましょうという気持ちも生まれてきます」と笑顔で語られる成美さんには無理がない自然体なのです。

時間が許すかぎり毎朝二人でお嬢さんを学校に送って行き「私、バスでいくからいいのに!」と言われても二人で朝のドライブがしたいから・・・と。そこにも無理がなくいい年を重ねてきたお二人の姿が垣間見えます。

三人の子育てと仕事の両立の大変さは想像ができます。そしてこうも『やっぱり結局なるようになる』と思えるのです。私はきっと自分の声に耳をすまして、心が動くほうへと、生きていくのだと思います・・・、安田さんのそのお気持ち、よく分かります。私も同じですから。

ご本の中の”憂鬱なとき~私の場合”のページでは
●泳ぐ、ストレッチをする
●車を運転して外に出る
●愚痴らない
●ゆっくり原因探しをする
●贅沢をする(かなり簡単ネイルサロンやヘヤーサロンでヘッドマッサージ)
●思い込みを捨てる
●自分で自分を愛せているか
●今、今、今の連続~この瞬間はどんどん過ぎていきます。だから過去ではなく、未来を思い描きながらも今を生きなきゃと思うんです。今できること、今伝えられることをやっていたい。憂鬱でいるのも今のこの瞬間だけ。2日、3日と続いても、それでも今だけと思っていればいい。今、今、今。いつも私は、単純に、そうして過ごしています。

とおっしゃいます。

”強く、でも朗らかに穏やかに、そしてしなやかに生きよう。”とあります。編み物が大好きな成美さん。人生もひと針、ひと針丁寧に編んでいらっしゃるのでしょうね。心地よい時間をご一緒いたしました。

お知らせです。文化放送「浜 美枝のいつかあなたと」の放送時間が変わります。
日曜日・9時半~10時までです。
1時間スタートが早まりました。

1本目は4月5日
2本目は4月12日
安田成美さんをゲストにお招きいたしました。お楽しみに。

日々を編んでいく(宝島社)

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