100歳まで歩く技術

皆さまは、ひざや腰などに痛みを抱えておられませんか。
実は私は、本格的に箱根暮しをはじめ、この15年くらい時間が許す限りほとんど毎日1時間半ほど山歩き続けてまいりました。ところが昨年11月のある日、バスを降りたら突然左足が動かなくなり、激痛が膝あたりにはしりパニック状態になりました。すぐに整形外科でレントゲンを撮っても骨に異常はありません。
つまり年齢にふさわしい正しい歩き方をしていなかった・・・ということです。もちろん専門家のお医者さまにも相談し、治療も受けました。そこで人間の「筋肉」について初めて意識し、歩き方が正しかったのかを本で調べてみると、どうやら自己流の歩き方、クセなど改善し、「正しい歩き方」が必要であること」がわかりました。何しろ最初の2ケ月は松葉杖をつかないと歩けなかったのですから。
健康には自信があり「運動をしなくちゃ」と毎日続けてきたウオーキング。風を感じ季節の移ろいを肌で感じ、「骨粗しょう症予防」を兼ねて歩いてきた15年。毎朝歩きながら、箱根のエネルギーをもらっているような快適さでした。”歩くって素晴らしい”と思ってきたのですから・・・。
そこで、出会ったのが、「100歳まで歩く技術」をお書きになった黒田恵美子さんの本です。読んでみると納得。そして初めて自分が足を悪くしてみて気づいたことは、足腰を悪くしてしている年配の方が多いこと。私もその間は電車の座席が空いていればすぐに座ってしまう・・・なんとも情けない状況でした。『きちんと生活してきたのに・・・』と納得できませんでした。
「リスナーの方の中にはお悩みの方もいらっしゃるはず」ということでさっそくラジオのゲストにお招きしお話を伺いました。
黒田さんは、1963年生まれ。東海大学体育学部卒業。健康運動士、心理相談員。太極拳師範の資格を持ち、ひざ痛や腰痛予防介護、脳卒中からのリハビリなどエクササイズから、「ケア。ウォーキング」、「ひざちゃん体操」など痛みの起らない体の使い方、修正法、動作改善を考案し、健康で美しく歩くことを目的にした歩き方教室、ひざ痛予防教室などにも力を注いでおられます。お話を伺っていて「人はだれでも歩き方に多少はクセがある。人生の履歴書のようなもの」という言葉でした。
呼吸法も大切です。ご本人は学生時代の体操競技で、極度の「胸反らし、腰反らし、あごの引きすぎ」によって、体のあちことを痛めてしまったとのこと。スタジオで私の歩き方をチェックしていただきました。背筋を伸ばし、足は膝を出さずに真っ直ぐ歩く・・・これは女優になりたての頃、畳の黒い淵を頭に重い電話帳を乗せ毎日訓練させられました。その歩き方に負担がかかっていたということを指摘され驚きと同時に、ちょっと変えるだけで楽に歩けるのです。私の若い頃の正しい歩き方は「胸を張った大またの早足」でした。
現代は、生活のなかで筋肉をしっかり使う場が圧倒的に不足し、脚力だけではなく、全身の筋力や持久力がダウンしていると仰います。
高齢期に突入すると、深刻な問題ですよね。その前に「100歳まで歩く技術を」をマスターして正しい歩き方をし、美しく人生を豊かに暮らしたいものです。
もちろん”ひとり一人歩き方も暮らし方も違います。”自分にあった歩き方で暮らし方で、元気にいたいですね。
頑張りすぎず、気負わずに。たっぷり息を吸って、吐いて、一歩ずつ本来の元気と自信をとり戻していく・・・。と書かれております。健康に大切なことは、食事、正しい運動、そしてサプリメントの力もかりる・・・でしょうか。
詳しくはラジオをお聴きください。
そして本(分かりやすいイラスト入り)をお読みください。
文化放送 5月21日 日曜日 10時半から11時まで


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