ハチスカ野生食材料理店

今日は「節分」
そして明日は「立春」
暖かい場所では梅が芽吹き、空にはメジロなどが飛び交い、わが家の庭にも小鳥達が元気に飛び春の到来を告げてくれます。
待ちどうしいですね、春が。
子どもの頃私の遊び場は多摩川の河川敷だったり、野原でノビルを摂ったり、川沿いの土手で野草を摘んでカゴいっぱいにしてわが家に戻り母に料理してもらったり・・・もう春が待ちどうしくてたまりませんでした。
結婚し、四人の子どもを箱根の森の中で育て、学校帰りの息子が帽子いっぱいに土筆を摘んで帰り、はかまを取るのに爪が真っ黒になったり・・・。大都会では中々味わえない暮らしが私の性分には合っています。
これまでも全国各地を歩き、自然からの恵みをいただき、学び、山々を歩いてきました。
黒姫に住む作家、C・W・二コルさんとブナの原生林を歩いたのはある夏のことでした。そのブナは、天をつくかと思えるほどの高さ。その幹の太さは、巨漢二コルさんもスリムに小柄に見せるほど。
私はブナの木にふれました。水をたっぷり含むその木は、太古からの生命の循環を奥深い胎内に受け止め、耳をあてると満々たる水のたゆたいが聞こえてくるような気がしました。その木の肌、木の下のあらゆる生物たちが生き、生態系そのものです。
ハチスカ野生食材料理店』(小学館)  
何ともうらやましい本に出会いました。
蜂須賀公之(はちすかまさゆき)さんは1962年生まれ。武蔵野美術大学を卒業。初代東京都レンジャー(自然保護指導員)として、国立、国定公園を管理し、現在は特定非営利法人「NPO birth」の理事兼レンジャー部長として都立公園の管理にあたり、環境教育、環境保全を担当しておられます。
蜂須賀さんのご本には四季折々の野生の食材を使った料理が数多く紹介されています。日本全国ジープで山に分け入り、私は目にもしたことのない”キノコ”や山菜、魚、ケモノ、”野食”の数々。拝読していると蜂須賀さんが自然を愛し、自然から愛されている様子が文章から熱く伝わってきます。
『東京は今でも原っぱだらけあちこち秘密基地だらけ』とおっしゃいます。とはいえ、空き地とか原っぱには「立ち入り禁止」「管理者〇〇」など看板が立っていますよね。
「子供のころ自然を見方にできたことは必ず大きな力になる。植物や動物たちが生きる姿、みんながひとつの世界で生きる姿、人が生きるための答えがある」・・・ともおっしゃいます。
先日、新聞に「SNS没頭長文読まず」という記事がありました。ある都立高校に通う女子生徒は通学の電車内、帰りの電車もスマホ。就寝前もスマホでその日の出来事などを話す。一日の利用時間は約4時間なのだそうです。
蜂須賀さんの本からは”命”をいただく動物、植物など私たちは「生かされている」ことを実感します。子供や若者にもたくさんチャンスを与えて差し上げたい・・・と思いました。素敵なお話しを伺いたくてラジオにお招きいたしました。
文化放送「浜 美枝のいつかあなたと」
2月19日 日曜
10時半~11時
さぁ~、春はそこまできています。蕗の董でも見つけに出かけましょ!
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「ハチスカ野生食材料理店」への2件のフィードバック

  1. いつも楽しみに拝読させていただいています
    本当に春はそこまで、先日も姉のお墓参りで土手で蕗の薹を見つけましたふき味噌にして早々と春を感じました
    まだ生まれ育った藤沢の地でも、自然は残されています
    子供のころ土筆を見つけ、今でも必ず毎年土筆採りは欠かせません浜さんのお話し懐かしく思い19日は楽しみにしています
    お身体ご自愛ください

  2. yosikonakazawa様
    春のお便りありがとうございます。
    今日は小雪舞う箱根の山ですが、
    間もなく鶯も鳴き始めることでしょう。
    子供時代の野遊びは本当に楽しく、
    思い出になりますね。
    山をバスで下りる途中で紅梅・白梅の姿が美しく
    寒さが残る早春、心がウキウキいたしました。
    どうぞお元気で。
    浜 美枝

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