鎌倉・鶴岡八幡宮

先日(30日)鶴岡八幡宮の段葛(だんかずら)が舗装や桜の植え替えなど全面改修を終え、竣工式と通り初めが行われたので観に行ってまいりました。
まだ初々しい桜並木。かつての桜は老木になり根が傷んでしまったので全て植え替えられました。長さ465mの段葛の両脇に177本のソメイヨシノが見ごろを迎えていました。


人のいない、式典の前を鎌倉でアンティークショップをやっている娘に朝早く撮影してもらいました。約1年半ぶりの改修を終えた姿です。段葛は八幡宮から南に延びる「若宮大路」の中央を通る歩道で、この1年半は被いかぶされ歩けませんでした。「道の上に道を置く形式」の段葛。鎌倉幕府を開いた源頼朝が1182年、妻・北条政子の安産を祈願して造ったとされています。
神事の後、歌舞伎役者の中村吉右衛門さんや宮司たちが通り初めを南側の鳥居から八幡宮に向かって歩き、舞殿では吉右衛門さんが祝いの舞を披露しました。厳かの中にも華やいだ舞台。素晴らしい舞いでした。


境内は人・人・人。その中で爪先立ちしながら拝見し、木遣師さんの歌声に送られ東の鳥居を出て右へ30mほど行くと娘のショップ「フローラル」があり、ひと休み。花曇の午後のひとときを堪能いたしました。


帰りはフローラルから鎌倉駅まで段葛を歩いてみました。土だった路面が雨水を吸収しやすい歩道へと変わり、とても歩きやすく”歴史の一歩”を踏みしめながら箱根の山に戻ってきました。

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