朝が来る

辻村深月さんの「朝が来る」(文藝春秋)を拝読し、ぜひ、お会いしお話を直接伺いたいと、ラジオのゲストにお招きいたしました。
家族のあり方、子どもを持つこと、また子を産みたくとも産めない女性、子供を手放した女性。異なる立場の2人を軸に物語は展開されていきます。
日本ではまだ養子縁組がさほどポピュラーにはなっていません。そして、不妊治療も夫婦にとっては大変です。まして女性の場合、仕事をしながらの通院は負担が大きく大変です。
家族3人で穏やかに暮らしていたものの、ある日、自宅マンションに若い女性が訪ねてきます。ここから先は是非、実際に読んでいただきたいです。
直木賞作家、辻村深月さんは1980年、山梨県生まれです。
2004年、「冷たい校舎の時は止まる」で文学新人賞を受賞し、作家デビュー。
2011年、「ツナグ」で吉川英治文学新人賞受賞。
2012年、「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞なさいました。
作家デビューしてからも6年間はふる里、山梨でOL生活をしていました。
「その間の経験はとても大切な時間でした」とおっしゃいます。
私は辻村さんのミステリー、ファンタジー、青春もの・・・などコンスタントに、いろいろなジャンルの小説を発表する原点と書き続けられる理由を知りたいと思っていました。幼い頃から、読書が好きで、絵本、漫画・・・なんと小学3年生で小説(ホラー)を発表しているのです。
スタジオにいらした辻村さんは妊娠8ヶ月目。第2子を妊娠中でした。「子どもは育てている、というより”育てさせてもらっている”という感じです」と笑顔で語られる姿がとても清々しいです。きっと大変なことも沢山おありでしょう。
女性として、働き方や生き方が問われる時代。
30代の辻村さんの生き方、考え方を知りたく思いました。
そして、今なぜ今回のようなテーマを選ばれたのか。
息切れせずに、いい作品を書き続けることが出来る源は何なのでしょう。
小説のラストシーンがとても素晴らしいのです。
考えさせられる素晴らしい小説でした。
お話はぜひラジオをお聴きください。
2週にわたり放送いたします。
文化放送「浜 美枝のいつかあなたと」
日曜日 10時半~11時まで。  
9月27日と10月4日放送です。
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