露木清高展『箱根寄木細工の伝統と未来』


皆さまは箱根寄木細工、というとどのようなイメージをおもちになられますか?
「お土産屋さんで見かける箱や手鏡」などでしょうか。
たしかに素晴らしい箱もございます。
露木木工所・3代目の清勝さんのつくられる箱もの、また清勝さんのお爺さまの清吉さんの「市松寄木伸縮式文机」の素晴らしさは思わずため息が出てしまうほほどのものです。
平安の昔、都から木地師たちは小田原を木地引きの里と定め仕事をはじめたそうです。それだけ箱根・小田原地域の自然が豊かだったということですね。
常に伝統を踏まえながらもその時代に合った新しいモノ作りへの精神は、四代目の清高さんにしっかりと受け継がれています。
私は驚きました。
以前ラリック美術館で清高さんの作品とルネ・ラリックのコラボレーションがありました。その作品を拝見したときに『ラリックは箱根寄木細工を見ていたのに違いない!』と思うほど影響を受けていました。
今回の清高さんの作品はさらに進化しています。
「伝統と未来」を感じ、日常の暮らしの中に取り入れていただきたいと思います。紅葉の深まる箱根の森にぜひご覧においでください。帯留とかんざし、テーブル、トレイなどきっと暮らしを豊かにしてくれるはずです。
お越しをお待ち申し上げております。
http://www.mies-living.jp/events/2014/yosegi.html

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