銀座の学校・新宿の授業

「笑っていいとも!」「今夜は最高!」など、テレビ番組の構成作家としても活躍し、ステージ・ショーや芝居の演出、インタビュー、本や雑誌の編集といった多彩な仕事を手掛けていらっしゃる高平哲郎さん。ラジオのゲストにお迎えいたしました。
久しぶり・・・そう30年振りぐらいでしょうか、お目にかかりました。
恥ずかしい・・・ほんとうに恥ずかしいのですが「笑っていいとも」そして「今夜は最高!」ではこの音痴の私が番組の中で歌わされて?しまったのです。
口説き役は高平さん(笑)思い出しても赤面です。
さて、この度高平さんが素敵な本を出版されました。高平さんが愛した銀座や新宿、映画、そして赤塚不二夫さん、タモリさんとの出会いなど、本の中にはまだ銀座に都電が走っている頃の写真も掲載されています。明治生まれのご両親、昭和8年生まれのお姉さま。映画、落語、歌舞伎、まだ5歳の頃から連れられてご覧になられたとの事。お医者さまだったお父上は大の映画ファン。高平さんとは世代が同じくらいなので、同じようなラジオを聴き、「とんち教室」「二十の扉」など、かつての日劇や宝塚劇場・・・そして、天才的な喜劇役者の三木のり平さん、八波むと志さんのお話など、私も東宝時代にご一緒させて頂いておりますので懐かしかったですし、新宿時代の赤塚不二夫さんとタモリさんとのエピソードなどは抱腹絶倒。
映画、そしてテレビ時代。
私たち東宝撮影所の人たちは、どちらかといえば渋谷・銀座(私はほとんど渋谷)で育ちました。高平さんの「銀座の学校・新宿の授業」を読みながら、戦後文化の変遷を読み解き、懐かしさと、当時のペーソスを感じながら30年ぶりの再会いでした。
ご本は『 銀座の学校・新宿の授業 』(YOSIMOTO・BOOKS)
ラジオは文化放送「浜美枝のいつかあなたと」日曜10時半~11時
放送日 9月7日と14日 2週続けてです。


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