普段着のパリ

パリから戻りました。
昨年は9月に遅い夏休みをアパートを借りパリで過ごし、とても快適だったので、今年は少し早い夏休みを昨年同様アパートを借り9日間過ごしました。着いたらすぐに荷物を置き近所のスーパーで、水・ミルク・くだもの、パン屋さんでクロワッサンとパン・オ・レザンを買います。これは大好きなパンです。今回見つけたコーヒー豆屋さんで1週間分の豆を挽いてもらい、日本から持参したテーブルクロスをテーブルにかけてできあがり。そうそう、お花屋さんで一輪のバラを買えば幸せな気分になれます。
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翌日からはまず美術館めぐり。パリにいると一日、5~6時間はあるきます。20世紀初頭の印象派の殿堂「オルセー美術館」はかつての駅舎を再利用した美術館。ポール・セザンヌの「りんごとオレンジ」、ミレーの「落穂拾い」、ゴッホが療養のために過ごした村の教会を描いた「オーヴェルの教会」などなど。見逃せないのがアール・ヌーボーの家具。時間が経つのも忘れ4時間たっぷり見てからセーヌ川に沿ってシテ島へ。
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ゴシック建築の傑作「ノートルダム寺院」は観光客でいっぱいなのでパスし、裏側から見る寺院の美しさにいつも感動します。そして、サンルイ島に渡りウィンドーショッピング。お昼はオニオングラタンスープが美味しかったです。
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私はパリでは友人と会っての会食はお昼。早寝早起きで快適です。最後の日の夕食をのぞいて、もったいないかもしれませんが夕食は抜き。軽く部屋でチーズと赤ワインを一杯でじゅうぶん。
翌日はオランジェリー美術館へ。オープン30分前に並び一番で入るようにします。静謐な空気の中で絵と向き合うと心が豊かになります。今回もモネの「睡蓮」の前でイスに座り「水平線も岸辺もなく、波紋によって果てしないすべての幻想」を表現したといわれる絵の前で、かつて戦争に傷ついた人々に自然の前で瞑想へと誘う安らぎの場を提供したモネ。淀んだ水に花咲く睡蓮の佇む風景には心が穏やかになり、私も疲れが肩からスーと抜けていきます。幸せ・・・。
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帰りの骨董屋さんや、ギャラリーのお店が並ぶサンジェルマンデュプレまでの散歩も落ちつきます。
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日曜日はオーガニック専門のビオマルシェへ。石鹸、ナッツなどをお土産に買いました。
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パリに来たら1度は行くレトロな雰囲気漂うアーケード街、パサージュ。ガラス張りのドーム天井や足元のタイルのモザイクが美しいのです。今回は1826年にオープンしたギャラリー・ヴィヴィエンヌへ。
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そして7月14日の革命記念日にパリにいたので、凱旋門からコンコルド広場までのパレードを見るために、アパートから1時間近く歩き(周辺は地下鉄もストップ)シャンゼリゼ通り沿いの柵の近くでパレードが見れました。パリ人、地方からパレードを見に来た人、私のような観光客、人で溢れています。騎馬隊の美しい行進が大統領を乗せた車を護衛します。上空には戦闘機がフランスの国旗、三色の色を轟音とともに駆け抜けていきます。今年は第一次世界大戦から100年目の大きな節目の年。テーマは「戦争と平和」でした。各国からパレードに参列していましたが、日本も自衛隊が3名参加したことに私は少なからずショックを覚えました。初めての参加とのこと・・・。
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夜は暗くなる11時からエッフェル塔を中心に花火大会。私もエッフェル塔が良く見える友人の家に招かれ花火を見学しました。テーマはやはり「戦争と平和」でした。夜空に月も美しく輝いていました。打ち上げられる花火を見ながら、”どうぞ、紛争のない平和な世界になりますように”と祈りました。
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この季節はセールの時期でもあります。私はとても気にいった手袋を買いました。秋が来るのが楽しみです。今回の旅も移動はほとんどバスでした。外の風景を眺めながら楽しめました。疲れたらひとやすみ。カフェーでコーヒーを飲みながら街行く人を眺めながら時間が止まったような不思議な気分にしてくれるパリ。時に中世の路地の残る街に迷いこむと「ここがパリ?」という信じられない静けさに出逢います。
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今回の旅は、平和について考える旅でもありました。日常生活に埋没しているとついつい忘れがちのこと・・・。
そして、長年の友情にも感謝した旅でした。

「普段着のパリ」への6件のフィードバック

  1. 今、『太陽にほえろ!』の第4話を見て、浜さんのあまりの美しさと魅力に圧倒されました。
    で、今どうされているのだろうと思い、このページに辿り着きました。
    お元気そうで何よりです。

  2. パリを生き生きと自由に楽しまれる浜さん凛として
    カッコいいです。
    年齢を重ねるのも負の面ばかりではないと
    友人ともよく話します。
    仕事もリタイヤし、自由になり、子供も孫も育ち
    いまをたのしめます!!
    私は、海外なんて望めませんが、箱根の浜さんのイベントに
    参加できることを楽しみに
    パソコンの上で、
    新幹線やバスの時刻表を調べて
    もう何度も、空想の箱根訪問を果たしました。
    これだけでも、満足です。
    以前浜さんと共通点がいくつかありますと
    メールさしていただきました。
    もう一つ忘れていました。
    45歳になる息子が近畿大学卒業です。
    浜さんは近大の客員教授なさってますね。
    変な話でごめんなさい
    でも、近大の正門に立った時は
    感動しました。
    息子が大学生になったことを。
    私も70歳を前向きに楽しみます。

  3. tetsya さん
    ご連絡ありがとうございます。
    『太陽にほえろ』をご覧いただいたとのこと。
    今は亡き、石原裕次郎さん、松田優作さん・・・
    素晴らしい俳優さんでした。そんな方々とご一緒させて
    いただいたテレビドラマ。青春の良き想い出です。
    今は箱根の山で元気に暮らしております。
    浜美枝

  4. 濱口静子さん
    ブログへの投稿ありがとうございます。
    そうですね、静子さんと私も一緒。
    子育て、仕事、家事、ようやくひと段落し、
    自分の自由な時間を少し持てるようになりました。
    人生は命あるかぎり好奇心と、そしてちょっと半歩踏み出す行動。
    いつか箱根でお目にかかれるのを楽しみに致しております。
    ご子息、近大ご卒業だったのですか。
    とても素敵なキャンパスですね。4年間学生達と過ごし
    この春で私も卒業致しましたが、今でも彼らとメールのやりとりを
    しています。若い彼らから多くのことを学びました。
    猛暑が続きます。お元気で!!!
    浜美枝

  5. 今年も素敵なパリの滞在でしたね。
    パリはセーヌ川沿いに歩くと一日の太陽の動きがよくわかり、
    時計なしで一日を楽しめますね。
    今の静かなセーヌ川には戦いの歴史があるからこそ
    漸くパリ市民が手にした平和の時なのでしょう。
    フランクフルトから北へ向かう列車より。Nefer

  6. Neferさん
    フランクフルトから北へ向かう列車の中からのコメント
    ありがとうございます。そうですね・・・セーヌ川沿いを歩いて
    いても、革命記念日に居合わせても、歴史認識をしっかり
    持って旅は続けたいですね。素敵な旅を!
    浜美枝

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