初春も過ぎ、日差しが増し、湖を渡る風もきらきらと輝いているような季節。
「風光る」この季節は春の野菜も長かった冬からいっきに輝きを増します。
週末に来客があるので、久しぶりに築地市場に行ってきました。子どもたちが小さいころは東京と箱根を往復し、築地での買い物が楽しみでもありました。
私たちの体は食べもので作られます。体だけでなく、心のもちようも、食事の内容で変わってくると思います。
心も?
そう。食べたもので、人の気持ちも変化しますよね。
「食って大切だなぁ」とつくづく思います。
とくに春先の苦味、えぐみ、そして新芽や芽ぶきの香りがします。
これって日本の食の大切な味だと思うのです。
今回のお客さまはレバノンからご夫妻で我が家にお越しくださいます。イスラムの方なので豚は召し上がりません。そして、日本人の方。
市場には春の豆類がいっぱい。絹さや、スナップえんどう、そら豆、グリンピース、やわらかな緑色をした春の豆類は美しいですね。山菜も出回っています。新じゃがと新玉ねぎも美味しいですね。そう、新じゃがと鶏肉のごま煮。きゅうりと鮭のおすしにグリンピースを散らしましょう。野菜がお好きなご夫妻なので、日本の春の野菜をたっぷり召し上がっていただきましょう。根菜のマリネもいいですね。
と、書いておりますが今年の冬は関東も大雪が降り、生産者の方々に甚大な被害を与えました。今回の雪害で農業をリタイアする農家も出てきていると聞きます。
野菜農家も高齢化が進んでいます。重くて、収穫作業が大変な、だいこん、白菜などはとくにそうだといいます。農業者の平均年齢は67歳か68歳です。いつリタイアしてもおかしくないのですが、きつい作業でも黙々と野菜作りをしてくださっています。市場で美味しそうな野菜を見ながら、ふと、これからの日本の農業の未来を考えてしまいました。栽培面積がこれ以上減らないように・・・どうしたらよいのでしょうか。
さぁ「いただく命」を大切に料理をしましょう。旬の野菜で。
春野菜たちの顔を見たら、一層元気になりました。
久しぶりに、
ふぁ~みん《農協のお店》へ行って、新鮮春野菜に会いに行きまぁす。
ついいっぱい買い込んでしまい、嬉しくなって
しばらくテーブルに並べて
ひとりでにやにやしています。
至福の時です。
今日も元気を有難うございます。
☆のかけらさん
投稿ありがとうございます。
そうですね、春野菜に出会えるのは至福のとき。
長かった冬から春・初夏へ。
でもつい買いすぎてしまいますね。
ちょうど今、料理を終えたところです。
豆類のおかかと、胡麻和え。こうや豆腐に絹さや、人参の煮物。
甘塩の鮭にきゅうりもみと、シバ漬けのまぜ寿司・・・春野菜満喫の料理タイムでした。
あとはお客さまを待つばかりです。
浜美枝
はじめまして。はじめてコメントさせて戴きます。
浜美枝さんの大ファンです。東宝映画の娯楽大作や文芸作品に至る
一連の浜美枝さんご出演の映画は殆ど拝見させて戴きました。
「キングコングの逆襲」「ゴジラ対キングコング」「007は二度死ぬ」で国内初のボンドガールで登場されておられましたね。
現在は講演活動で拝見させて戴いております。
いつでも、いつまでも応援させて戴いております。
これからも、頑張って下さいませ。
どうしても他の生き物を
「食べる」必要がある。
動物だろうが植物だろうが、
どんな生き物であっても、
自分の命の限り
精いっぱい生き続けたい、
そう願って生きているんだと
私は思います。
私たち動物は、
そんな他の生き物の「いのち」を
奪わなければ、
一時も生きていくことができない、
悲しい宿命を背負った
生き物なんです。
食を考えることは、
命について考えることです。
julyさん
こんにちは。
青春時代の映画をご覧いただきありがとうございます。
40歳で演ずることを卒業し、10代の頃から学んできた
民藝の世界へと自分自身の人生のギヤーチェンジをし、
30年がたちます。その先には人の営みがあり、「農・食」
があり私たちの暮らしに密接に関わっていますね。
また、ブログご覧ください。
浜美枝
真由美さん
とても素敵なコメントありがとうございました。
そうですね。
私たちは「命」をいただいて生きていけるのですね。
”いただきま~す!”
”ごちそうさま”
この言葉の向こうには生産者の方々の顔が見えます。
大海原が広がっています。
大切にしたいですね。
浜 美枝