『寒月』と『穏やかな海』

冷え冷えとした箱根の夜、庭に出て月を眺めるのが好きです。
コートをはおり、研ぎ澄まされた三月月を見ながらその美しさに見惚れてしまいます。
そして朝の凛とした空気に「何だか穏やかな海が見たいわ」・・・と思ってしまう私。
このごろ時間が出来ると鎌倉に行くことが多くなりました。バスで下山し、小田原から東海道本線に乗り湘南の海を眺めながら大船で乗り換え鎌倉へ。
娘が鶴岡八幡宮からほど近く、鎌倉宮に向かう美しい散歩道を歩いていくと静かな住宅街の中に小さなショップをオープンしました。
『FLORAL』


イギリスのアンティーク・ビンテージをメインにアジア、中東の手づくりの
中々素敵な作品がおいてあるのです。
お昼休みに近くのイタリアンでランチをしながらおしゃべり。
ここはお薦めです。
ランチコースで前菜からパスタ・メインそして夜にはぜったい無理なデザートまでいただきました。


観光スポットから少し外れているので比較的静かですが、それでも満席でした。
今回の目的の一つは近くの荏柄天神社へのお参りです。
友人たち二人のお子さんが受験生です。
荏柄天神社は学問の神様。


桜並木の散策道を抜けると左手にあります。
石段を上ると荏柄天神社。
境内には樹齢九百年のご神木の大銀杏と梅の木が小さな蕾をいっぱいつけ一輪が咲き始めていました。


源頼朝が鎌倉幕府開府にあたり鬼門の方向の守護社として社殿を造営、さらに徳川家康が豊臣秀吉の命で社殿の造営を行なったそうです。
学問成就に霊験があると鎌倉時代より信奉され、福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮とこの鎌倉の荏柄天神社が有名です。
受験シーズンだからでしょうか、親御さんや、おばあちゃん・おじいちゃん、そして受験生でいっぱいでした。私にも子どもが4人おりますので、よく分かります。親が出来ることって、夜食に暖かな、消化によいものを作ってあげる・・・
それぐらいしか出来ませんよね。
そして、お参り。
風邪をひかないように、普段通りで受験に望んでほしい。
友人のお子さんたちに、お守りと祈願鉛筆を買って帰ってまいりました。
そうそう・・・帰り道、娘のショップの近くの八百屋さんで「焼き芋」が焼けて
いました。ホクホクのお芋をバックにしのばせて夕暮れの芦ノ湖を見ながら家路につきました。

「『寒月』と『穏やかな海』」への2件のフィードバック

  1. 鎌倉の娘さんのショップ、とっても素敵です♡
    また昨日は、足利市のプリオパレスさんにて浜美枝さんの生き生きとした、そしてとても興味深い人生のお話を聞くことができて本当に嬉しかったです。^^
    ありがとうございました!!!

  2. 江黒里美さん
    足利ではお世話になりました。
    会場の皆さまの生き生きと輝いた表情・・・素敵でした。
    里美さんもお越しいただいたのですね。
    ありがとうございます。
    鎌倉の娘のショップ、お近くにいらしたら覗いてみてくださいね。
    浜美枝

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