クロワッサンで朝食を

ジャンヌ・モロー主演の映画「クロワッサンで朝食を」を観てまいりました。
彼女の存在そのもの、その生き方が女性の憧れであり半世紀を超えて第一線を走り続けています。
ルイ・マルの「死刑台のエレベーター」、「恋人たち」、「危険な関係」、トリュフォーの「突然炎のごとく」でふたりの男の間で揺れる女を。「黒衣の花嫁」のジャンヌ・モロー。1968年トリュフォー監督作品。私が25歳の時に観た大好きな映画。
老いすら美しい彼女。
誇り高く、背筋を伸ばし、女であることを捨てない・・・いえ捨てずに生きることの大切さを感じさせてくれる映画。「クロワッサンで朝食を」のストーリーはあえて書きません。
ただ、パリのような大人の街、環境だから可能なのでしょうか。
監督のイルマル・ラーグが、ある実話にもとずいて描かれた作品です。
今回の映画の中で着ているシャネルのスーツ・バッグはすべて自前だそうです。その空間はまるで彼女自身の自宅のよう。
60年間にわたって女優を続けてなお輝きをますジャンヌ・モローに乾杯!