ルネ・ラリック『日曜日の庭・クレール・フォンテーヌへの招待状』

箱根に暮らして、何が幸せってやはり美術館が身近にあることでしょうか。
朝の陽射しが気持ち良いわ・・・そうだ、バスにのって美術館に行きましょう!
先日、仙石原のラリック美術館に行ってまいりました。
私は、映画も落語もショッピングも美術館も、もっぱら「おひとりさま」。
たまには、気の合う友人とご一緒しますが、ひとりなら自分のペースで誰にも気兼ねをすることなく、気ままに行動できます。
素敵な展覧会が始まったばかり。
ルネ・ラリックは当初、アール・ヌーヴォーを代表する宝飾品の作家として名声を博してしていました。豪華なダイヤやルビーではなくエナメル(七宝)細工や金といった身近な素材を使い、花や昆虫など身近な自然をモチーフに、軽やかで繊細なアクセサリーなどつぎつぎに発表しました。
なかでも自然をモチーフにした、器、グラスなどはどれも造形的に美しく思わず手にとってしまいたくなります。
ラリック美術館の今回の企画展は
「ラリックが家族と休日を楽しんだパリ郊外のクレールフォンテーヌ。ラリック作品の原風景は、その静けさに包まれた自然の中にありました。水辺や庭で感じたイメージは、自然豊かな地で育ったラリックの創作意欲を駆り立たせ、ほどなく作品として私たちの前に姿を現したのです。」
と、書かれています。

写真提供:箱根ラリック美術館

今回の展覧会では、作品とともに、植物の押葉標本や、制作のヒントにした写真(複製)や詩などが一緒に拝見できます。自然の光あふれる空間で、陽の移ろいを感じつつ、背景の箱根の草花と一緒にラリックの世界を満喫いたしました。
伺うと、午後3時から4時くらいの光が美しいそうです。
6月1日~12月01日まで開催していますから、初秋の午後にでもまた行ってみましょう。

帰りは思わず深呼吸をし、カフェでランチをいただきました。・・・ワインを一杯だけ。こういう時間があるから頑張れるのですね、・・・と言い訳ですが。

「ルネ・ラリック『日曜日の庭・クレール・フォンテーヌへの招待状』」への2件のフィードバック

  1. こんにちは!
    今日も大好きな浜さんにお会いできました♪
    毎週、金曜日、楽しみにしています
    《おひとりさま》参加の醍醐味
    同感です!
    そう、ひとりなら
    自分の行きたい時に、行きたい所へ、自分のペースで時間を過ごせる
    そんな時間が好きです
    好きな事ほど大事にしていたいですよね
    《やまぼうし》もそんな所なので、ついひとりで行きます
    でも、多くの人に知って貰いたいですねぇ~~~
    今度はゆっくり箱根の美術館も訪れる事にします

  2. ☆のかけらさん
    山陰の浜田に来ております。
    今回も一人旅です。
    棚田の美しい集落におります。
    美術館も旅も「おひとりさま」は自分と向き合えますわね。
    ラリック美術館はおすすめです。
    浜美枝

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