露木清高展『箱根寄木細工の伝統と未来』

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露木清高さんの寄木細工の作品に出逢ったのは箱根ラリック美術館でのことでした。
お父さま、清勝さんの作品は、随分以前にテレビの取材で工房をお訪ねし、従来の寄木細工のイメージをはるかに超える、千年の木工の歴史、卓越した技術、その感性、日常の暮らしの中に”美”を見出せる作品の数々に驚きをもって取材させていただいた事をよく覚えております。
そのご子息、清高さんの作品をラリック美術館で拝見した時の驚き!
ルネ・ラリックは箱根寄木細工を知っていたのだわ。
いえ手元に置いて作品を制作したのでは・・・と思ってしまいました。
箱根寄木とアール・デコ。
「アール・デコ」とは1910年から30年代にかけてフランスを中心に流行した芸術様式です。まったく違和感なく感じられる清高さんのテーブル。シャープで、でも伝統に裏付けされた技術、そして、そのセンス。
現代を生きる露木清高さんには「箱根寄木細工」からさらに世界へと目が開かれているのでしょう。
そういえば、驚きましたよね。
パリのオランジェリー美術館でバッタリ出逢ったときは・・・。
「なぜ、貴方がここに!」と大きな声を出し、美術館の方にシ~!と注意を受けてしまいました。彼はパリの国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」に招待され出品し、休みの一日を使って美術館まわりをしていたとのこと。
清高さんの作品にぞっこんの私です。
今回も「箱根やまぼうし」で新たな作品を発表してくださいます。
6月15日(土)は14時から露木清高さんと私、浜美枝がギャラリートークをいたします。ぜひ作品をご覧になり、おしゃべりを聞きにいらしてください。
http://www.mies-living.jp/events/2013/yosegi.html 

「露木清高展『箱根寄木細工の伝統と未来』」への1件のフィードバック

  1. 箱根寄木細工の若手職人を牽引し、将来性のある新鋭として頭角を現している露木さんは、子どもの頃から手先が器用で、自然に家業である寄木細工の仕事を継ぐ道を選んだといいます。
    地元の高校を卒業後は、日本の伝統工芸発祥の地である京都で、現役の職人から指導を受けられる「京都伝統工芸専門学校」に進学。
    4年間、釘などの接合道具を使わずに木と木を組み合わせる「京指物(きょうさしもの)」の技術を磨き、箱や入れ物などの調度品を作る伝統工芸の基礎を身に付けられました。
    2002年、家業である「株式会社露木木工所」(小田原市早川2)に入社。箱根寄木細工の世界へと足を踏み入れられました。現在は3代目の父 清勝さん(57)と共に寄木細工の職人として働き9年になられます。
    代表作として、2010年に第6回全国「木のクラフトコンペ」で金賞を受賞した『寄木サイドテーブル』、2011年に第50回「日本クラフト展」で読売新聞社賞を受賞した皿『えん』などがある。太い木を大胆に組み合わせたモダンな印象の寄木細工を得意とし、新たな境地を開拓しておられます。

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