片岡鶴太郎展・こころ色

箱根の我が家「やまぼうし」での展覧会も今年で4回目を迎えます。
あれは6年ほど前のことでしょうか。
新幹線の中でばったり鶴太郎さんにお会いし、我が家の大広間に飾ってあった京都在住の画家・藤井勘介さんの絵をご覧になっていらして「僕、とても好きなんです、勘介先生の作品が」とおっしゃり、ご自身の絵についても語ってくださいました。それがご縁で箱根にお越しくださり、絵を描き始めた動機など伺いました。
ある日、庭に鮮やかに咲く朱赤の椿に出逢い感動し「この花が描けるようになりたい」と思ったことが鶴太郎さんの創作の原点となってるのだそうです。それから、ひたすら筆を持ち、今年で画業17年目を迎える鶴太郎さん。たえずモノの本質を見据え、創作に真摯に取り組んでいらっしゃいます。
今回は初期の作品を展示いたします。
私もたくさんの初期の作品を拝見いたしました。
そこからは、鶴太郎さんの生きることへのひたむきさ、思いやり、優しさのすべてが感じとれます。
私は思うのです。
日々の暮らしを豊かにしてくれるのは「遊び心」「発見」「感動」というようなものではないでしょうか。我が家「やまぼうし」でのこうした展覧会・コンサート・落語会、など等。いろいろな人との出会いもあります。
古民家12軒分を再生してできた我が家、木々たちが優しい空間を作ってくれます。
鶴太郎さんの作品が今回も優しく語りかけてくれることでしょう。
つかの間、日常を忘れてお遊びにいらっしゃいませんか。
お待ちいたしております。
10月14日(日)~21日(日)  ☆17日(水)休館
午前11時~午後5時 (最終日午後4時まで)
入場無料
詳しくはHP「箱根やまぼうし」でご覧ください。

「片岡鶴太郎展・こころ色」への5件のフィードバック

  1. 今日も、素敵な金曜日、ありがとうございます。
    遊び心から、発見が生じ、そして感動を受ける事が出来ます。
    少しずつですが、豊かな暮らしに向かって行けてるように感じています。
    やまぼうしでの、鶴太郎さんの展覧会、いつかは行きたいと思っているのですが、今回惜しくも、一日違いで間に合いません。
    22日から1泊で、鎌倉と渡辺えり代さんの、お香のワークショップに行きます。
    12月のコンサート♪には行きたいと思っています。

  2. ☆のかけらさん
    そうですね、”遊び心”があって発見や感動が生まれるのですね。
    箱根の山は秋も少しづつ深くなってまいりました。
    お香の会、コンサート、楽しみにお待ち申し上げております。
    浜美枝

  3. 浜美枝さんは、演出家や脚本家の表現させたい意図を論理的に補って
    下さる得難い存在だと思います。演技は最高であると同時に、その前に頭脳明晰
    であるし、才媛であると感じます。演劇だけではなく、人間関係などにも思慮深い
    面があり、ファンは何度も驚かされたりするのではいのでしょうか?
    どんな役を与えられても、そのドラマラインを緻密に論理的に掴まれる能力は、そう
    いった「一を聞いて十を悟る」聡明さから来たものだろうと思います。
    守備範囲が広いのです。抒情的な場面でも‘泣き‘を入れておられるシークエンス
    もありますが、それをどの程度に抑えるのか考えられて非常にほどの良い
    ‘泣き‘になっておられると思います。
    ドラマツルギーの就中にも人の意表をつく激しいものから、静かに語りかけながら
    大きな感動に向かって進んで行くものまで、無数に存在しているのであると感銘
    いたします。
    1960年代に活躍したJulie Frances Christie(代表作:Doctor Zhivagoの主演女優)
    を想起させて下さるようです。浜美枝さんの事は論じても論じきれない代表格の女優であると
    申し上げても過言ではないと思います。これからも、ファンのためにご活躍を祈念申し上げます。

  4. 初コメです。浜美枝さんの大ファンです・
    「キングコング対ゴジラ」
    「キングコングの逆襲」など、
    そして「007」でのボンドガール
    東宝映画の大ファンで、取分け浜美枝さんの
    主演作品は殆ど拝見させて戴きました。
    偶然にブログを拝見しコメントさせて戴きました
    これからもご活躍を心より祈念申し上げております

  5. M.R.Jamesさま
    ブログへのコメントありがとうございます。
    また、私の出演した映画の数々をご覧いただき感謝申し上げます。
    16歳で映画デビューをして、40歳で演ずることを卒業するまで、
    多くのスタッフ、フアンの方々に支えられてまいりました。
    文芸作品ではなく、娯楽映画にたくさん出演し、皆様に喜んで
    いただけたことは女優として幸せなことでした。
    演技もおっしゃっていただいたような、緻密な論理性があるわけではございません。
    ただ、映画のもつ魅力に惹かれての出演でした。
    現在は大学での客員教授、農・食・暮らしをテーマに活動しており、
    箱根「やまぼうし」での展覧会、コンサートなど、「心豊かに暮らす」を
    実践いたしております。
    それにしても、会場で多くの「かつてのフアン」の方々にお声をかけて戴けるのは
    本当に幸せなことです。
    これからも宜しくお願い申し上げます。
    落ち葉のじゅうたんを踏みしめて、秋のなごりを楽しんでおります。
    御自愛くださいませ。

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