旅する女

素敵な本に出逢いました。
旅する女』筒井ともみ著(講談社)
お会いしたくて先日ラジオのゲストにお招きいたしました。
「浜美枝のいつかあなたと」(文化放送 日曜10時半~11時)
『女たちは、自分のための自由な旅をもとめて動きだした!』とあります。
筒井さんは、1948年東京生まれ。
叔母に女優の赤木蘭子さん、叔父に俳優の信欣三さんを持ち、大学卒業後、シナリオライターの道に進みました。
1996年、「響子」、「小石川の家」で、第14回向田邦子賞を受賞。
2004年には映画「阿修羅のごとく」で第27回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞されています。
著書も「舌の記憶」、「食べる女」、「おいしい庭」など数多くあります。
何よりも毎日の食事をとても大切にされている筒井さん。
「料理とは聖なる祝祭」とのこと。
「旅する女」は、ある1人の個人旅行のコーディネーターが突然亡くなってしまい、彼女を頼りにしていた依頼者4人が、その後、自分のために新しい人生を求めて動き出す物語です。
たとえ今、少し元気がない人でも、優しく背中を押してもらえるような素敵な小説でした。
とにかくセクシーでスリリング。
本来ならば、スタジオでのお話の様子をみなさんに聞いていただくのですが、う~ん、むずかしです。
筒井さんの声、お話の間、そして、”ことば”
表現できません。
ぜひぜひラジオをお聴きください。(7月29日・日曜放送)
それよりも驚いたことがございます。
筒井さんのご本「おいしい庭」での一文です。
「子供のころ、梅雨の庭に出て紫陽花の傍らにしゃがんでいたのを覚えているそれも一回や二回じゃなくて、雨が降ると小さな傘をさして度々しゃがんだ。母から許しが出ると、その紫陽花の花を二つほど切り取る。ついでにもう一本、花のついていない太めの茎をえらんで切る。玩具にするためだ。 葉っぱをとって茎だけになったものを一、二センチの長さでポキポキと折る。それをそっと持ち上げると、納豆がネバをひくように樹液がのびて、折った筈の茎がスダレのようにつながるのだ。それを顔の前にぶら下げてまたジワッと見る。それだけのことだけれど、梅雨にしかできない悪戯でけっこう楽しかった。」
私もまったく同じ経験をしたことを思い出しました。
友達と遊ぶよりひとり遊びが好きなヘンな子・・・でした、私。
筒井さんも同じ・・・ヘンな子だったのかも知れませんね。 
庭の紫陽花が美しく咲いています。
白と薄紫の花をそっと切り、リビングに活けました。
なんだか・・・胸がキュンとしてしまいました。
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「旅する女」への1件のフィードバック

  1. 浜美枝様
    早速御本を読んでみたくなりました。
    何故って、私も同じように小さな頃は、
    一人でしゃがんで研究?の日々でしたから!笑

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