ギャルリー田澤展を終えて

「燈とテーブルウェア」展が昨日終了いたしました。
ランプの好きな方々が遠方からも大勢お越しくださり、箱根の我が家「やまぼうし」にはギャルリー田澤の空間が広がりました。
“和魂洋彩”を唱える田澤ご夫妻は、美の名プロデュサーです。
京都のギャルリー田澤は私の憧れの場所でした。
我が家の囲炉裏の部屋にひとりいる時、四十数年にわたり集めてきた器や道具が、かすかな声でおしゃべりしているような気がするのです。それはけっして怖いものではなく、私にとっては、美の世界に誘われているような、心のときめきを感じるむしろ甘美な瞬間です。
よく考えてみると、ものが長い年月を、生まれたときの形を保ちながら生きつづけているということは、小さな奇跡ではないでしょうか。人を魅了する力があったから、大切に丁寧に、人から人へと伝えられてきたのではないかしら。そんなふうに思います。
2006年より始めた展覧会も今年で5回目、”最終章”でした。
箱根の秋に映えるあたたかな燈・あかり・・・を皆さまとご一緒に楽しませていただきました。感謝申し上げます。
はじめて日本にランプがともったのは万延元年(1860)、エドワルド・スネルという商人によってとか・・・。
田澤さんは、現代の宗達だと私は思います。道具を道具としてとらえるだけではない、使い方のセンス、生き方をひっくるめての空間づくり。
また京都にお邪魔させていただきます。
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