花図鑑-ダリア

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photo provided by 季節の花300
夏の花というと、まっさきに思い出すのが、ダリアとカンナとひまわりです。
今から20年以上も前のことですが、奥三面という集落に3年間の間、通ったことがありました。新潟の村上市からバスで約50分、それから山道を行き、さらに村営の船で三面川を約30分、のぼり、船を下りて、さらにバスで約1時間行った先にある42戸ばかりの集落。この奥三面がダム建設のために水没することを知り、水没する前にその村のことを知りたいと、何度も何度も通いました。夏休みにはまた小さかった4人の子どもを連れて、約2週間、民泊もしました。山に流れる清らかな川で、子どもたちは毎日遊び、どちらが前か後ろかわからないほど、真っ黒に日焼けしたものです。その夏、村のいたるところに咲き乱れていたのが、ダリアとカンナとひまわりでした。
その花の風景といったら……ことばを失うほど、胸にしみる鮮やかさでした。私にはそれらの花が、水没する前の最後の短い夏を惜しむかのようにして暮らす集落の人々の姿と重なってみえました。ダリアもカンナもひまわりも、大らかで、伸びやかな花なのに、夏に出会うたびに、胸がキュンと切なくなってしまうのはそのためでしょうか。
今はこぶりなダリアが多く売られていますが、私は、大きく育つダリアに、やはりひかれます。ちなみにダリアはメキシコ原産で、メキシコの国花でもあります。
菊科。
花言葉は「エレガント、華麗」